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次の日、学校で事件が起きた……いや屋上で起きた
若林が飛び降りようとしていて
クラスメイト達はその様子を下から見上げていた
私？私はね……東条の隣にいる
何でかと言うと数十分前に遡る
東条｢一ノ瀬。おい一ノ瀬｣
私が久し振りに早く学校に来ていた時、後ろからそう叫びながら東条が走って来た
｢何？」
東条｢今からおもしれぇ物見せてやるよ｣
そう言われて呑気について来たのがダメだった
まさか若林が飛び降りるのを見せられるなんて思ってもなかった
若林｢原田先生をやめさせろ｣
若林……ほんとにそんな事思ってんの？
東条も明智もニヤニヤしながら見ている
｢東条…あんた達なんかしてる？｣
東条｢賭けだよ…原田辞めさせるっていう｣
明智｢まさかあそこまでするなんてな｣
信じらんない……人が飛び降りようとしている時に呑気にヘラヘラして動画撮ってるなんて……
人の命をどう思ってんの？そんなん暗殺者だからとかじゃなくて普通にわかるでしよ…
私は、そっと東条から遠ざかり見えなくなると、屋上まで全速力で走った
屋上のドアを開けようとした時
原田｢よしっ！じゃあ飛べ｣
あ？……原田ちゃんは何考えてんの？
もしかして若林に言ってる？
原田｢下で受け止める準備しとくから｣
そう言うと、急にドアが開いた
｢うわっ｣
原田｢一ノ瀬あんたは若林と一緒にいなさいね｣
そう告げると原田先生は猛ダッシュで階段を降りて行った
私はそっと屋上のドアを開けた
若林は私に気づくと、ぺこりと頭を下げた
｢若林さ、顔良いんだから自信持ちなよ｣
若林｢絶対にそんな事ないよ｣
｢私的には良い顔してると思うけどね…笑ったら特に｣
若林｢えっ……｣
｢まぁ自信待ってさ。飛び降りるんでしょ？｣
若林｢うん。｣
｢笑って飛び降りなよ。最っ高の笑顔見せてやりなよ｣
若林｢ありがとう。一ノ瀬……いやA｣
｢頑張りなよ優馬｣
そんな話をしていると下の準備が整ったらしい
その後すぐに若林は屋上から飛び降りた
最っ高の笑顔とピースをしながら
｢屋上にいるのも恥ずいわ……でも降りるのダルいよね｣
私もここから飛び降りましょう
今、人が集まっているのと逆の方向に飛び降りるとそのまま保健室に歩みを進めた
物凄く眠いから一眠りをしようと思い欠伸をするとのろのろと歩き出した
まさかこんなとこを誰かに見られていた事も知らずに
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ユウカ - とっても面白いです！ (2019年6月17日 15時) (
レス) id: 91eed3a823 (このIDを非表示/違反報告)
かな - めっちゃいい！！こんな作品待ってました。笑 (2019年6月13日 0時) (レス) id: cf40674bc8 (このIDを非表示/違反報告)
海人(プロフ) - めっちゃめっちゃ面白いです!!更新頑張ってください (2019年5月21日 21時) (レス) id: 80f7c7adae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明日香 x他1人 | 作成日時：2019年5月13日 22時
