また君と一緒に

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炭治郎side



夜中喉の乾きで目が覚めた

伊黒さんを起こさないようゆっくり部屋を出て

キッチンへと向かうと






炭治郎｢ん？Aさん？｣


A｢あ…炭治郎｣


炭治郎｢眠れないのか？｣


A｢ううん、喉が乾いて。炭治郎は？｣


炭治郎｢俺も喉が乾いて目が覚めたんだ｣


A｢じゃあ何か作る、何がいい？｣


炭治郎｢うーん…ココアにしようかな｣


A｢分かった｣


炭治郎｢あ、Aさん｣







キッチンへ行こうとするAさんを止め

パーカーを肩にかける

春と言ってもまだ夜は冷える






A｢ありがとう、じゃあ待ってて｣


炭治郎｢うん｣






テテテとキッチンに行くAさん

可愛いなぁなんて思いながらソファに座る

Aさんの家はとても綺麗でモノトーン

少しの明かりだけでも凄くオシャレになる







A｢はい、ココア｣


炭治郎｢ありがとう｣


A｢いいえ｣






ココアを受け取ると俺の隣に座るAさん

泊まってるから当たり前何だが

同じシャンプーの匂い

凄くドキドキするし、何だが





A｢同棲してるみたい｣


炭治郎｢！！ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ｣


A｢炭治郎！？大丈夫？｣


炭治郎｢あ、あぁ…いや、同じ事考えてたから｣


A｢あ...…そ、そっか…///｣


炭治郎｢うん...///｣


A｢炭治郎は寒くない？｣


炭治郎｢ん？あぁ大丈夫だ。けど…｣


A｢わっ…｣






Aさんの腕を引っ張り

自分の足の上へと座らせて後ろから抱きしめる

布団から出てきてそんなに経っていないからか

ほんのりと暖かいAさんの体






炭治郎｢Aさんは暖かいな｣


A｢…炭治郎も暖かいよ｣


炭治郎｢照れてる？｣


A｢っ…少し...///｣


炭治郎｢ハハ、可愛い｣







サラサラの長い髪を掬い口付ける

柔らかくて優しいシャンプーの匂い

そしてAさん自身の匂い








A｢飲みにくくない？｣


炭治郎｢大丈夫だよ。それに今離れられたら俺が寒い｣


A｢私にパーカー貸すからだよ…返そうか？｣


炭治郎｢ううん着てて、俺の匂いつけたい｣


A｢なっ...///…変態みたいだよ｣


炭治郎｢えっ！？｣


A｢ﾌｯ、嘘嘘｣


炭治郎｢吃驚した…｣







クスクス笑いながらココアを飲むAさん


それがとっても可愛くてもう一度


ギュッとAさんを抱きしめた

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