また君と一緒に

−１５− ページ15

炭治郎side




善逸「はぁぁぁぁ…疲れたぁぁ」


禰豆子「お疲れ様善逸さん」


善逸「うっ…禰豆子ちゃんは女神だ…」


伊之助「何言ってんだコイツ」


炭治郎「まぁまぁ」








昼休み弁当を広げて集まる


するとガラガラっと扉が開く








カナヲ「禰豆子ちゃん私達も一緒にいい？」


アオイ「お邪魔します」


禰豆子「勿論！イス持ってくるね！」


カナヲ「炭治郎久しぶり」


炭治郎「久しぶりカナヲ、アオイさんも！」


アオイ「お元気そうで何よりです」








禰豆子が椅子を他の子から借りて並べる


皆でご飯を食べるのは本当に久しぶりだ








カナヲ「あ、炭治郎会えた？」


炭治郎「……」


アオイ「どうしたんですか？」


善逸「あー…Aさん俺たちの事覚えてないんだ…」


カナヲ「え…」


アオイ「本当ですか…？」


炭治郎「あぁ…会ったことあるか？って言われた…」


カナヲ「そう…だったんだ…他の人達は」


炭治郎「覚えてるよ。煉獄さん達は覚えてた」


カナヲ「…そっか」


伊之助「思い出させるまでだろそんなん」


皆「え？」


伊之助「忘れられてんなら思い出させりゃいいじゃねぇか」


禰豆子「確かにまた沢山思い出作ったら思い出してくれるかもしれない、！私…やだよ…お兄ちゃんとAさんが離れ離れなの…」


炭治郎「禰豆子…ありがとう、頑張るよ」


禰豆子「うん！」


カナヲ「私達も協力する」


アオイ「そうですね、お力になれるように頑張ります」


炭治郎「ありがとう二人共！」









皆にお礼を言ってご飯を食べる


今日は入学式もあって４時間授業だ


お昼を食べたら下校できる









カナヲ「でも少し驚きだね…一番会いたかった人が忘れるって」


炭治郎「あぁ、でも少し…」


カナヲ「？」


炭治郎「いや、なんでもない。思い出して貰えるように頑張らなきゃな」


カナヲ「うん」


善逸「…」









そう意気込む俺の隣で


善逸が浮かない顔をしていたなんて


俺は気づかなかった

−１６−→←−１４−

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す