幽霊の見える小学生になった件

八件目 ページ9

「そりゃあまぁ、今のおばさんたちみてぇに…」
「そう。大抵の人は、自分の記憶に絶対的な自信はないんです。だから普通はNOと言う前に、その尋ね人の名前以外の情報を知りたがる。だから君は凄いよ！コナンくん。名前だけで、知らない人だと確信できるんだから」
し、白々しい…

「ゼロー！」

キター！！！
やはり安室さんは反応した。
そんな素振り見せるからほら。コナンくんが不思議そうにしているぞ！
「どうかしたか？」
「あっ、いえ、僕のあだ名もゼロだったので、呼ばれたのかと…」
「何でゼロ？確か名前は透だったような…」
「透けてるって事は何もないってこと。だからゼロ。子供がつけたあだ名の法則なんて、そんなもんですよ」
ごまかしかたがプロである。
てか省いているが警察学校組うるさ((

ｷｬｰ！！！！？！？！

女性たちの声…
『おっ始めたのか…(ﾎﾞｿｯ』
前を見るともう三人はいない。
『おいてかれてもーた！』
《ついておいで。連れてってあげる。》
『ありがと！萩原！』
《さんはつけてくれない？？？》
ごめん、同年代だし☆

『安室さんたちはや、い。』
ｾﾞｪｾﾞｴ
私は肩で息をする。
《ごめん、俺ら浮いてるから☆》
松田のグラサン割りたい()
「あっA、」
中を覗き込む。

ﾄﾞｸﾝ

「死体があるから…」
『なに、あ、れ。』
「みるんじゃない」
目を優しく覆ってくる。
違う。
私が言っているのは遺体の横に立っている化け物だ。
目がギョロギョロしていた。
忘れられない
夜寝れなくなったらどうするんだよ！！
それにトイレ行けねーだろ！
家には幽霊がいるけど！！

『も、大丈夫、』
「顔色が悪いよ、帰る？」
ついてこいや！とは言わなかった。子供の扱いよくわからん人だし。それでも私はレディなんだが？エスコートぐらいしてくれたまえ(
『…うん。』
「外まで送るよ。」
あ、そこまでは着いてきてくれるのね。
『ありがと。』

「気を付けるんだよ」
『うん。…耳かして』
「？」
少しネタバレをしてから帰ろう。
「なんだい、」
『紅茶には色が変わるものもあるんだよ』
「へぇ、」
『バタフライピーはリトマス紙みたいなものなの』
「どうした急にそんなことを？」
『紅茶が病室にあったから。教えたかったの！』
必殺☆私こんなことも知っててえらーい！すごーい！
子供らしい笑顔を浮かべた私だった。
ただの自慢にしか聞こえないが、子供らしくていいだろ。
ていうか私大女優になれるんじゃね(

警察学校組と仲良く帰った私だった。

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