幽霊の見える小学生になった件

件名:純粋な悪夢6 ページ32

ぎぃっ…
『うわ。けむた！ここはなに？』
《俺しか知らないセーフティハウス。ゼロも知らないんだ。》
へぇ。
《おいで。》
手招きされ、私は部屋の中に入った。
《なーんもねぇな。エ□本ぐらい置いとけよ。》
《セーフティハウスって言ったでしょ！それにそんなもの読まないよ！》
かっわいい〜(小並感)
『で？なんでここに呼んだの？』
拳銃は見渡す限りない。
《見えるとこにおくわけないだろう？隠してあるんじゃないか？》
班長心読めるの？？？すご？？
《班長のいう通り。ふふ。種も仕掛けもない押し入れがあるよね？》
まさか…
《この奥隠し扉になってるんだ。》
この幅なら成人男性も入りそうだな。
『どこ触るの？』
なんかワクワクする。
《てを貸してごらん？》
そう言うヒロくん。まるでいつか見た不思議の国のアリスのウサギみたいだ。
てをそっと出すときゅっと握ってくれる。
そういうの助かる((
そして押し入れの出っ張りを握りひいた。
ぎぃぃい…
《すげぇ！俺んちにもほしい！》
『もういらんだろ。』
《夢がねぇな！》
なんで幽霊にそんなこと言われなきゃいけないんだ？？？
《ほら。おいでよ。》
少し薄暗い外とは対照的に中は明るい。
おお、センサー入ってんのか！

『すご…！ドラマ！？映画！？』
《現実だよ。スコッチのときに使ってたんだ。》
《すげぇ！解体していいか？》
《やめてくれる？？？》
《メンテ！メンテ！》
《自分でするから！！》
《喧嘩するな！二人とも！》
『ははは…暗視スコープ付きは？』
《これじゃない？》
萩原が教えてくれる。
《それそれ！メンテしてから使おう。》
『りょ。』
前世含めてこんなの触るの初めてなんだが…？？
《腕がなるぜ！》
《松田は壊してくるからダメだ！》
《なんでだ！？！？》
なんで驚いてるんだ？？？

件名:純粋な悪夢7→←件名:純粋な悪夢5

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す