幽霊の見える小学生になった件

件名:純粋な悪夢3 ページ29

「お姉さん！ 警察には通報しないよ。お姉さんの知り合いを探すために写真が必要だったんだ。」
うまいこと言いよって…お主悪よのぉ！
「私の知り合い？」
「うん。記憶を取り戻す手伝いをさせてよ」
愛嬌振り撒いていくじゃん((
「私たちにも手伝わせてー！」
出やがったな少年探偵団！
「なんてたって僕たちは少年探偵団ですから！」
おおう、皆やる気をみなぎらせている。
《ははは！愉快だなぁ。》
班長は優しいねぇー！！！

『なーんにも収穫なさそうだね』
「そういわないでよAちゃん…。」
まぁ、後でわかるよ。この女の人の正体が。
《おっあの姉ちゃんダーツやるみたいだぞ？》
《俺らもしたい！》
幽霊なのにできるんかよ？？？

「頑張れ！ 姉ちゃん！！」
「最後の1本ですよ。慎重にいってください」
「2人とも静かにしないとお姉さんが集中できないよー」

幽霊たちが言ってた通りキュラソーと子ども達が水族館の手前のゲームコーナーで遊んでいる。
幽霊たち何気に目がいいな…。
「あいつらぁ〜！」
「どうやら、探偵ごっこは飽きちゃったみたいね」
『そうみたいだね。』

「すごーい！！」

『全部真ん中だ、』
やべえ。すげえ。ダブルダブルス？ダブルブルか忘れたがそんな感じのものだと思う。
《俺らもやりたいから体貸して！》
いやだが？？？
《えー？銃使うときのためによくない？》
…たしかに？
『私もしようかな…お兄さん！私もいい？』
「もちろんだよ。」
「…」
コナンくんめっちゃみんのやめてや。
撃ちにくいぞ☆
《焦りは最大のトラップだぜ！》
まんべんなく名言使っていくやん。
《順番ね！じんぺーちゃん！》
楽しそうだな！
『せーのっ！っと！』
もちろんど真ん中。松田投手やん((
《次は俺ね》
萩原幽霊のくせにめっちゃいい香りなんだよな…。

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