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三十話 ページ39

貴方side



なんとか次郎を止めた私は主の部屋にいた。

主「手合わせ、どうだったか?」

『体が思ってた通りに動かないし慣れてなくて大変だったけど学ぶ事が多かったよ。』

主「そうかそうか!まぁ最初はみんなそんなこと言ってたよなぁ。」

『そうなの?』

主「ああ、最初はみんなそうだよ。鶴丸だって“人の体は慣れんな…”とか言ってた位だからな!」

『へえ…。あ、明日は畑当番だよね?』

主「うん…まぁ…そうなんだがな…。」

『何?どうしたの?』

主「いや、今日は手合わせだったし2日連続内番だから疲れてないか?」

『ああ、大丈夫。最初のうちに慣れといた方がいいと思うし。』

主「そうか…。まぁAがそう言うならいいけど…あまり無理はするなよ?」

『うん、ありがとう。』

主「明日の畑当番は太郎と次郎だな。」

『本当?』

主「ここで嘘ついても意味無いだろ。」

そう言って主は笑ってたけど今日ついさっきまで話してた人たちだから驚くのも仕方ない。

『あ、ごめん。ついさっきまで話してたから驚いただけ。』

主「へぇ…そうなのか。あ、次郎が内番中に酒飲まないよう見張っといてくれよ。」

『了解。』

次郎はそんなにずっとお酒を飲んでいるのだろうか…。

『じゃあ部屋に戻るね。』

主「おう、早く寝ろよ。」

『主もね。』

そんな会話を交わして私は主の部屋を出た。

『あ、寝る前に太郎たちに明日の内番一緒だって伝えておかないと。』

そう思って自部屋に戻る足を止めて太郎たちの部屋に向かった。



ーーーーーーーーーーーーー
主side



Aが部屋を出て俺は明日の内番表を見てた。

主「仲良くしてもらいたいけど今日Aが手合わせで良かったな…。」

俺の視線の先は【手合わせ:加州清光、大和守安定】と書かれた文字だった。

主「俺が口出せる事じゃねぇしなぁ…。」

俺は1人書類に囲まれてる中ため息をついた。

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ゆっち - 面白かったです。更新頑張って下さい !‼️続きがみたいです。 (2022年9月28日 16時) (レス) @page43 id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜好きさん | 作成日時:2020年2月16日 16時

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