十四話 ページ23
主side
Aがさっき俺の部屋に来て明日の内番をもうするかと質問が来た。
主「慣れてくれるかなぁ。」
俺はとりあえず目の前の書類を片付け、明日の内番にAが来るって事を光忠と貞宗の元へ行った。
もうそろそろ夕餉の支度をしてる頃か、じゃあ、光忠は台所にいるか。
そう思い俺は台所に行った──────────
主「光忠〜。いるか〜?」
燭台切光忠「主。どうしたの?」
主「貞宗はいないか、じゃあ後で貞宗に伝えといてくれるか?」
燭台切光忠「うん、いいよ。何を伝えればいいの?」
主「明日の内番なんだが、Aを付き添いって形で光忠のとこに入れることになった。Aには広場にいてって伝えたから、悪ぃが、明日、内番をやる時には広場に行ってAを連れて行ってくれないか?」
燭台切光忠「オッケー、了解。貞ちゃんにも後でちゃんと伝えるから安心して。」
主「ああ。よろしく頼むな。」
主「因みになんだが、今日の夕餉はなんだ?」
そういうと光忠は
燭台切光忠「今日はね、“ハンバーグ”にしたよ。」
主「おお!じゃあ、味見1号ってことで…。」
そう言うと光忠は俺の肩を掴んでハンバーグとは別の方向に向かせた。
燭台切光忠「だーめ。いくら主でも盗み食いは良くないからね。」
主「いや、盗み食いじゃなくて味見だって…。ん?」
そういやなんで光忠ひとりなんだ?
燭台切光忠「どうしたの?」
主「なんで光忠ひとりなんだ?」
燭台切光忠「鶴さんが今日のお昼に意地悪したから、夕餉手伝う約束だったから歌仙さんには今日はいいよ、って伝えたんだけど、鶴さんが全然来てくれなくて…。」
もう…。とか言いながらため息ついている。光忠を怒らせたら怖いからな、呼びに行くか。
主「なるほどな、鶴丸の事呼んどくぜ、光忠が怒ってるって。」
燭台切光忠「あ、ほんと?じゃあお願いしようかな。ごめんね主。」
主「いや、どうってことないさ。」
俺は台所から出て鶴丸を呼びに行った──── ──
主「お、いたいた、鶴丸ー!今日お前夕餉の手伝いするんだろー?光忠が怒ってたぞー!」
そう言うと鶴丸がビクッと肩を震わし、「や、やばいぞ!」と言いながら走っていった。
よし、これで大丈夫かな。
俺の本丸は朝、夜と一緒にご飯を食べるが、昼はみんな出陣やらとかで忙しいから昼は基本各自で食べる事になっている。
主「とりあえず残りの書類片付けるか。」
俺は自分の部屋に戻った────
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ゆっち - 面白かったです。更新頑張って下さい !‼️続きがみたいです。 (2022年9月28日 16時) (レス) @page43 id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜好きさん | 作成日時:2020年2月16日 16時