happiness (ページ26)

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JH「ユンジョンハン。95line。よろしくお願いします。」

淡白なあいさつで練習室の扉を開けた新しいメンバー。

デビュー前に入ってくるメンバーはこの人で2人目。多分事務所はデビューさせる気がない。

ほら見て、
デビュー意識が強いメンバーたちの困惑の表情。不思議なくらい眉毛が垂れ下がってる。

ジフンくんはもうマネさんをありえないくらいの眼力でガン見してる。流石におもしろいかも。

そしてジョンハンさんもきっと事務所の方にいきなりこの部屋に入れられたんだろう。
ってすぐわかるほどの困り眉。同情でしかない。

でも間違いなくアイドルの顔面だ。

そりゃ事務所も入れるわ〜って1人で納得。

僕はデビューに対して
遅いなとは思いつつも、もともと頑張ってる理由はみんなと一緒にいれるから。という不純なのか純なのかよくわからない理由なのでデビューに対する意識はそこまで強くない。

なので1番にジョンハンさんと仲良くなってやろうと思う。

『僕、ユノです。キムユノ。97lineなので弟ですよ。ハニヒョンって呼んでいいですか？仲良くしてください。』

はい、弟ポジ確立させていただく。

一生ハンソルの兄でいるつもりだったので弟ポジは初かも。
いや、何気96lineのヒョンには結構可愛がられてるか。

JH「！…ありがとね。」

誰も喋りかけにこなかったことを気にしていたのであろうハニヒョン。
驚きながらも微笑んで感謝してくれた。

ちなみにすっっごいイケメンであることは間違いない。

僕の次に話しかけに行ってたのはジスヒョンとスンチョリヒョン。

さっきから視界の端で95line繋がりで仲良くしたい思いと
リーダーであるためデビューへの思いで揺れるスンチョリヒョンはジスヒョンが行ったのを見て
吹っ切れたかのように話しかけに行ってた。

まぁ僕は弟ポジを確立したので間違いなく強い。

__________

『ハニヒョンの髪は綺麗ですね。長髪とかでも似合いそう。』

目の前にあるさらさらな髪をときながら話してみた。

JH「ん？あー実は社長から伸ばすように言われてんだよね。正直めんどくさいかも。」

うわ、社長と同じ考えなのはちょいきついかも。

そういえばハニヒョンと仲良くなるうちに性格がかなり強かであることが判明した。

弟ポジでよかったと思う。

てか長髪とか、どういうコンセプトなんだろ。

『ハニヒョンも大変だね』

JH「ねー」