仁「じゅじゅ、十六話目です！」 ページ18
太宰side
鷹という動物は、とても懐きやすい動物だ。
だが、殆どは飼い主にのみ懐く。
美しい容姿、獲物への反応の速さ、獲物への執着心、疾さや、知能の高さ。
それら故に、人々を魅了してきた。
私も、その一人。
若紫色で癖のある髪。
骨が見えてしまうのではと思うほど、滑らかで白い肌。
初夏の暑さで滲む汗。
淡く色付いた頬と唇。
空色と白藤色の目。
伏せられた長い睫毛。
どれもが美しい。
だけどマフィア時代の君は、どうにも薄汚れていた。
そして、飼い主にしか懐かなかった。
ねえ織田作、香織は此処まで変われたんだ。
其なのに、
嗚呼、その前に私が助けてあげないと。
太「香織、サボっちゃおうか！」
君の飼い主として。
香「へ！？」
友人として。
太「ほら！行っくよー！」
君に恋をしてしまった者として。
この血濡れた手で、君の体温を感じられなくても。
その血濡れた手で、私の体温を感じられなくても。
今は、君と手を繋いでいたいんだ。
水道を後にして、医務室の扉を開けた。
冷房で冷やされていた部屋の空気が肌を刺した。
香「涼しい〜………。」
太「国木田君には事情を話しているし、香織も仕事は終わっているだろう？」
香「うん、あ！今何時！」
時計に目を向ける。
針が指しているのは、長針が十一で短針が六。
太「十一時半だね。」
香「じゃあ、後二十分かぁ〜」
真面目だなぁ、十分前に行動なんて。
というよりも、優し過ぎるのか。
緒花という少女が、香織とペアだったのも香織が仕組んだ事だ。
籤引きだったから、敦君の入社試験の時と同じような仕組みにしたんだろう。
香「誰も来ないと善いけどね。」
あ、今この子フラグ立てた。←
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櫻夢(プロフ) - サクラさん» ヒェェェエ、有難うございます！！ご期待に添えるよう、頑張らせて頂きます！ (2019年5月12日 15時) (
レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - サクラ、この小説好き!!だから、頑張って!! (2019年5月12日 9時) (レス) id: 8f4ae8bf9f (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» 頑張ります！ (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - 更新、頑張ってください！ (2019年5月9日 18時) (レス) id: 2a7a626782 (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» じょっ上位！？有難うございます！！更新頑張ります！！ (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻夢 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ymamihaa131/
作成日時：2019年3月28日 12時
