和「十話目！です！」 ページ12
香織side
＿＿＿先生、僕の本当のママは誰なの？
ずっと気になっていた事を訊いた。
＿＿＿知らなくて善いのよ。
先生は哀しみを含んだ声で云った。
＿＿＿どうして？
先生は僕を優しく抱き締める。
＿＿＿貴方の親は貴方を捨てたのよ？
此処は孤児院、
＿＿＿だから大人になるまで、
そうだ、とても倖せだった。
＿＿＿でもね貴方は、神様のボートにのってしまったから。
と云ったのだった。
＿＿＿神様のボート？
訊き返したけれど、微笑むだけでそれ以上の説明はしてくれなかった。
＿＿＿しは、あ＿たを＿＿＿＿るわ＿＿＿＿＿
………………………先生？
なんて云ったの？
ねえ先生、いかないで
香「せんせッ………！」
周りを見渡しても誰も居なかった。
香「………先生、僕が死んだら、水になるね。
こうやって抱きあったまま、水になって流れていく。」
昔先生に云った言葉。
何の為に朝起きるのか、何の為にごはんなど食べるのか、何の為に働いたりするのか
相変わらずさっぱり判らないまま、彼の人達を守る為に今は生きている。
社長に叱られるとしても、彼の人を悲しませるとしても、他にどうしようもないのだ。
助けては云えない、云っちゃいけない。
散々助けられた、一生分助けられた。
もう助けられてはいけない。
嗚呼、猪口令糖ばっかり食べたら先生に怒られる。
勉強を嫌えば先生に怒られる。
喧嘩したら先生に怒られちゃうよ？
そうだ、もう先生も皆も居ないんだった。
私が、僕が守れなかったから。
ごめんなさい、許して神様。
暗い暗い水面の上で僕を独りにしないで。
結「えっとぉ、十一話目でぇすっ！」→←太「九話目だよ〜心中してくれる美女は居ないかな？」
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櫻夢(プロフ) - サクラさん» ヒェェェエ、有難うございます！！ご期待に添えるよう、頑張らせて頂きます！ (2019年5月12日 15時) (
レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - サクラ、この小説好き!!だから、頑張って!! (2019年5月12日 9時) (レス) id: 8f4ae8bf9f (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» 頑張ります！ (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - 更新、頑張ってください！ (2019年5月9日 18時) (レス) id: 2a7a626782 (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» じょっ上位！？有難うございます！！更新頑張ります！！ (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻夢 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ymamihaa131/
作成日時：2019年3月28日 12時
