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調理をしながら望を待っていると、再びインターホンがなった。
手を洗いインターホンを通話状態にし望に話し掛ける。
｢鍵空いとるから入ってきてええよ｣
出迎えるなんてことはしない、何故なら面倒だから。
それだけ伝え通話を切ると、すぐにガチャリとドアが開く音がした。
ビニールの擦れる音と足音が近付いてくる。
｢買ってきたで！鯖！｣
｢ん、ちゃんと切り身やな？｣
｢おん｣
あの後LINEで切り身を買ってくるように言っておいた。
｢じゃあちゃっちゃと焼いちゃおうかね｣
米も炊けてるし、味噌汁も出来てる。
豆腐は冷奴にするので塩焼きが出来る寸前くらいに作ればいい。
…簡素だけど別に料理できひん訳やないからな！！家事はできるんやぞ！
* * *
｢久し振りやわ幸暖の飯｣
｢毎日来られても困るけどな｣
｢食い終わったらゲームしようぜ｣
｢ちょっと落ち着いてからな｣
PUBGやろか、と言い味噌汁を啜る。
…もうちょい味噌多くても良かったな。
｢今度はパスタがええ！｣
｢なに注文しとんねん…事前に言ってや、作るから｣
何だかんだ言って望の我が儘を聞いてしまう。
パスタ作るくらいなら構へんけどさ。
…幸人とかもそうやけど、自分が作ったもん美味しそうに食べてくれるのは嬉しいよな。
ただ見てるこっちがお腹一杯になるんやけど。
何？その大盛りのご飯。
｢ご馳走さま｣
｢…幸暖もっと食った方がええで？｣
｢食べとる食べとる…｣
お前とは胃の大きさがちゃうねん…。
栄養失調でぶっ倒れたのはあれだから、仕事が凄い大変でゼリーとか栄養ドリンクとかがお友達になってただけやから…。お見舞いに来たのは幸人と優と望とくるみさんと社長…親は来なかった…。
…悲しなってきたわ、ココア飲も。
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櫻夢(プロフ) - 紫さん» 勿体なきお言葉…！有難うございます！拙い文ですがこれからも精進させて頂きます！ (2020年4月29日 0時) (
レス) id: c6ce1548f4 (このIDを非表示/違反報告)
紫 - 続きも頑張ってください(*＞∇＜)ﾉこの小説大好きです!!! (2020年4月28日 11時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻夢 | 作成日時：2020年1月12日 12時
