【H×H】みんなのいろんな姿がもっと見てみたい！！【短編集】

【クロロ】あなたをみながら ページ13

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『ぅぅッ…ｸﾞｽ……』






『だからやめておけと言ったんだ。』






『だってぇ…』








泣きながら酒を浴びる様に飲む私は、数時間前に彼氏に振られた。
いや、厳密には私が彼氏を振った。

理由？
そんなの元カレの浮気だよクソッタレ。








『あんなやつ不幸になっちゃえばいいのに…』







ほんとは殺してやりたんだけど、そんなことをして人生を棒に振りたくないし、なにより私には人を殺めるほどの度胸を持ち合わせていない。








『ここまで、連続でダメな男に引っかかると呆れを通り越して関心するな。』





『こんなことで関心しないでよ。』








私だってなんでこんなにダメな男に引っかかるのか知りたいよ。





『もう誰とも付き合わない…恋愛なんてしたくないよ…』







テーブルに突っ伏す私にはきっと男運がないんだ。
じゃないと納得できない。









『それにしても…クロロには毎度ながら申し訳ないよ…』








私にいい人が見つかったり、新しく彼氏ができる度に呼び出しては一緒に酒を飲む。
そうじゃなくても、一緒に酒は飲むんだけど。







『全くだ。』








『うぅ…クロロだけには愛想尽かされたくないよ…クロロまでいなくなったら私死ぬ…。
とゆうか、いつも思うんだけど、クロロは彼女作んないの？』







クロロの友人である私が言えたことじゃないんだけど、クロロはかっこいいし頭だっていい。
なんてことないつまんない話だって聞いてくれる。
優しいし、気遣いだってできるのに、なぜ彼女ができないのか私には不思議でしかない。

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