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掴まれた腕から蓮くんへと視線を移せばバッチリと目が合う。
一度合わせてしまえば逸らすのも失礼かと思い戸惑いに視線を揺らした。
目「ねぇ、敬語やめない？」
『でも……』
目「でもじゃない。俺の方が年下なんだから遠慮しないで」
『……うん、わかった』
目「よし」
満足げに頷いた蓮くんはわしゃわしゃと私の頭を撫でた。
……私の方が年上、だよね？
今自分で言ってたんだから解ってるよね？
そんな私の考えが顔に出ていたのか蓮くんはクスクスと笑う。
目「ごめんごめん、なんか撫でたくなる」
『私の方がお姉さんなのに…』
目「そーゆーとこちょっと子供っぽい」
否定出来ない……と悔しさからわずかに頬を膨らませれば、「よしよし」と再び頭を撫でられる。
蓮くんが大人っぽ過ぎるだけだ！！
人との距離の詰め方が上手なのか、すっかり蓮くんのペースに乗せられ気付けば普通に話せている。
これはチャンス！と先程気になっている事を聞いてみた。
『ねぇ、さっきの勘違いってなに？』
目「ん？あぁ…あれね。
いや、ぶつかった時に照れたように見えたからさぁ、俺の事知ってる子かなーって」
『あ……なるほど。ごめんね、詳しくなくて』
目「全然OK。
むしろ変な先入観なくて良かったかも。
…じゃあ普通に照れたってこと？」
覗き込むように顔を近付けて問い掛ける蓮くん。
笑顔がとっても悪戯っこ。
『ぶつかって恥ずかしかったのもあるし、蓮くんが格好良かったから。最初モデルさんかな〜と思った』
目「え……」
『……え？』
バッと勢い良く距離を取った蓮くんは片手で髪を掻き上げながら微笑む。
その表情はわずかに照れているようにも見えた。
目「俺のこと知らないで、そう思ってくれたのは純粋に嬉しいかも…」
「蓮ー！」
「A〜？」
『「 はぁ〜い！！今行く〜 」』
お互いを呼ぶ親達の声に応えればぴったり重なる返事。
思わず顔を見合わせて笑い合った。
最初は不安もあったけど、蓮くんとなら仲良くやっていけそうだ。
──────────────────
『衝突事故起こしたけど義弟くんと仲良くなれそうだった』
佐「さすがAだわ、初っぱなから衝突事故とか(笑)」
後日、一応心配してくれていたらしい大ちゃんにご報告したら私の大失態を盛大に笑われた。
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ゆゆ(プロフ) - 純さん» ありがとうございます！本当はもっとあっさり終わる予定だったのに、書いているうちにキャラが勝手に…(実際は文章力の問題)。もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2019年10月22日 19時) (
レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 更新楽しみしてます！！オチどっちなのかめっちゃ気になります！わたし的にさっくんが、、、、これからも楽しみにしてます！ (2019年10月21日 20時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 鈴蘭さん» ありがとうございます！マイペースながら更新していきたいなと思っています。ピュア感が出せるか分かりませんが、上手いこと流れに組み込めたら良いなと思います。 (2019年10月13日 14時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです！ちょっとピュアな流れが見たいです。無理せずマイペースに更新お願いします!! (2019年10月12日 15時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！はたして私が甘いのを書けるのか疑わしいところですが話の流れでご希望に添える事が出来そうであれば挑戦してみます← (2019年10月11日 20時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2019年9月8日 11時
