36 ページ5
「とっとと帰んな。嫌いなの！女の警察官。体育会系の男たちに囲まれて調子に乗ってる感じが」
藤「あ〜、運動部の女子マネージャーに対するモヤっとしたアレですか？」
『あ〜、アレか』
川合「どのアレですか？」
源「山崎さん。ごめんね、遅くなって。俺に会いたかったんだって？」
「源さ〜ん」
川合「目がキラキラしてる…」
藤「副署長の呼び出しは？」
源「むさいおっさんの面見るより、山崎さんに会いに来たほうがいいじゃんね」
「うれし〜い！！」
『源先輩の顔見るくらいなら、むさいおっさん見たほうがマシ…』
源「あ、あれ？Aちゃん？なんか、悪口聞こえたけど？」
『いえ。源先輩よりむさいおっさんの方がいいかなぁって』
真白さん…！全然フォローになってない…！
てか、言ったこと繰り返しただけ…！
源「いや、それ悪口だから。」
「母さん！」
「アンタまで何で一緒に来んのよ。」
「いい加減にしてよ！また悪いことして！」
「もう帰んな。人の顔見りゃ、説教ばっかりして。」
「そりゃ、するでしょ！！」
川合「大丈夫ですかね」
源「…お〜い。入って〜」
え？また誰か来るの？
「…ばあちゃん。」
「聖人…」
「やっと試験終わった。だから、また、ばあちゃんと一緒に居られる。もう帰ろう」
源「聖人君ね、こんな事 ばあちゃんがしたのは、僕にせいだって自分のこと責めてたんだよ。ダメじゃない。かわいい孫に、そんな思いさせたら。…ねっ、山崎さん。」
「そうですね…。もう…二度としません。ご迷惑、お掛けしました」
源さん、凄い…
・
川合「店長さん、被害、取り下げてくれるそうです。」
藤「そう。…ただ、高齢者の万引き、増えてるから巡回増やそう。」
「『はい』」
『てか、源先輩。いいんですか？副署長に呼ばれてたみたいですけど？』
源「そんなもん、俺が怒られりゃ済む話だろ。それより、山崎さんが心配でさ。あの人、口悪いけど寂しがり屋だから。」
川合「どうやって、お孫さん説得したんですか？」
源「アイス食って、話しただけ。“ばあちゃん、寂しがってんぞ”って。」
川合「それだけ？」
藤「これが源の特殊能力。」
川合「特殊能力？」
『そう。人を観察して、相手の心をつかむ。』
源「川合。アイス食い終わるだけの時間があれば、俺はどんな人でも手玉に取れるよ」
『だっる…。行きましょう』
源「え、ちょっと？どんな人でも、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1028人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めがねうさぎ(プロフ) - なこさん» コメントありがとうございます！どこでデレさせようか私自身もニヤニヤしながら作成しております（笑）これからもよろしくお願いします。 (2022年1月5日 1時) (
レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 1の時から楽しませてもらっています。たまに出てくるヒロインのデレに、読んでて山田以上にニヤニヤさせてもらっています。これからも楽しみにしています！ (2022年1月4日 22時) (レス) id: 247691cc0f (このIDを非表示/違反報告)
めがねうさぎ(プロフ) - 花畑のたんぽぽさん» はじめまして！読んでくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2022年1月3日 23時) (レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
花畑のたんぽぽ - 初めまして！とても面白いお話でした！次の更新も待ってます！ (2022年1月3日 18時) (レス) @page29 id: 583035a19c (このIDを非表示/違反報告)
めがねうさぎ(プロフ) - ayastさん» 応援ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年11月6日 0時) (レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
