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まだ現実に、あまり頭が
追いついていないように見える2人は、
ひとまずということで席についた。
「ホソク兄さん、元気ですか？」
ジョングクが聞く。
「……元気、とは言えねぇな」
視線をキョロキョロさせながら
ユンギ先生が言う。
「やっぱり、まだ自分のせいだと思ってます？
それから俺、今Aの隣に座ってます」
「おお、了解。
……まぁ、あの状況だと、そう思っちまうだろ」
その言葉を聞くと、
そうですか、
と、軽く下唇を噛むジョングク。
「本当に事故だったんです
あれは、タイミングが悪かっただけで」
「……うん、
その言葉をジョングクから聞けてよかった
安心したよ、すごく」
悲しい安心だけどね、と
ナムジュンさんは言う。
「きちんとこの後、
兄さんにも会いに行くつもりです」
「……見えないとはいえ
声が聞こえるだけでも喜ぶだろうな、あいつは」
ユンギ先生はそう言いながら、ふっと笑う。
「でもやっぱり、不安です
兄さん、弱いじゃないですか」
「確かにな。俺も不安だよ、
あいつがお前の後追いしないか、とかさ」
ナムジュンさんが少し、弱々しく言う。
「だから2人には、
ホソク兄さんを助けて欲しいんです
俺がいなくても元気で生きていけるように。
……あと、怪我のことも」
今日のジョングクは
いつにも増して真剣な顔をしている。
''お兄さん''についてのことが
彼にとってどれだけ大事なことなのか
その表情だけで伝わる気がした。
「それを言うために、
お前はこの世に残ったのか？」
ユンギ先生が聞くと、
ジョングクはにこりと笑った。
「はい。あ、でもこれだけじゃないですよ
こないだは、
ジニヒョンのとこにも会いに行ったし」
「あー、だからジニヒョン
最近気持ち悪いくらいハイテンションだったのか」
ナムジュンさんが楽しそうにふふっと笑う。
「この後も、
兄さんと、あとテヒョニヒョンとかに
会いに行きます」
「あー、テヒョンな……
あいつも今相当やべーからな」
「やっぱり、ですか？」
「まぁそれだけお前が愛されてたってことだよ」
な？
と、私の顔を見ながら言うユンギ先生。
「……突然話題を振らないでください」
「ふっ、悪い」
「うわーなんか今の、
おっさん臭いイジりでしたね」
「うるせぇナムジュン」
そう言って３人は楽しそうに笑った。
まるでジョングクも、生きているかのように。
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ににに(プロフ) - テヒョンの4‘OCLOCK聴きながら読んでてもう目がナイアガラの滝ですよ。もう素敵です、続き楽しみっす。 (2019年4月22日 20時) (
レス) id: adea3fa211 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ああ、もう涙腺崩壊。笑笑 本当に24話で涙が止まらなくなってしまってとりあえすコメントさせていただいてます。こんなに素敵な作品に出会えて良かったです。泣 (2018年2月7日 0時) (レス) id: f686d690fe (このIDを非表示/違反報告)
m - Twitterなどでお話しかかれてますか！？書かれてるならぜひみたいです！お話しすごくだいすきです！ (2018年1月27日 11時) (レス) id: 229badfe20 (このIDを非表示/違反報告)
りんごり - 凄く面白くて一気に読んでしまいました笑更新楽しみにしてます。頑張って下さい(^ ^) (2018年1月4日 20時) (レス) id: 555706a24a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 更新頑張ってくださいね！？もう、メッチャ応援しますから！ (2017年12月31日 0時) (レス) id: 7514c48f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2017年10月21日 22時
