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「とりあえずそこ座って
何飲む？」
「あ、なんでも大丈夫です」
「じゃーオレンジジュースでいいな」
そう言いながら
ソファに腰掛けた私に
オレンジジュースを注いでくれる先生。
ずいぶんと可愛らしい、
女物のコップだった。
「先生の恋愛の遍歴が見えるな」
横でぼそぼそっとジョングクが呟く。
……なるほどさすがジョングク。
「ヒョン、生徒に敢えて
そのコップでジュース出すのはどうなんですか」
笑いながらナムジュンさんが言う。
「……別に言わなかったらわかんねぇだろ」
「いやいや分かりますって
先生みたいな男臭い人がこんなコップ持ってたら
これがあなたの物じゃないくらい」
そうナムジュンさんが言うと、
ユンギ先生は黙りこくった。
……この先生を黙らせるとは
ナムジュンさんは結構やり手らしい。
「………………元カノのだ。
未練がましくずっと持ってるなんて、だせぇだろ」
つか俺は生徒に何を説明してるんだ、と
先生は苦虫を噛み潰したような顔をする。
「…………わざわざご説明、
どうもありがとうござい……ます？」
「…………おう」
気まずい空気が流れる。
ちらりと時計を見ると、
時刻はまだ2時半。
……あと1時間半この空気でどうしろっていうんだ、
ジョングク……
「それでお前はなんで来たんだよ
てかなんで家知ってんだよ」
ユンギ先生はそう言いながら、
私と向かい側の席に座る。
その隣にナムジュンさんも腰掛けた。
「あー…えっと……」
ちらりとジョングクを見ると、
ジョングクは私を見てにこりと笑う。
「がんばって、Aちゃん」
……え
ここにきてまさかの放置ですか……？
「……A、相談事か？
なんか話したいこと、あるんだろう？」
先生が優しい顔で聞いてくれる。
こういう時はどうしたらいいのだ。
すると、
「……Aちゃん……？」
私の名前を聞いたナムジュンさんが、
少し首を傾げながら私の名前を口に出す。
そして、
「……君が、Aちゃんか」
そう言ってにこりと笑った。
「あ？お前こいつと知り合いだったのか？」
「いや……ホソクから話を聞いてました」
「え、まじすかヒョン」
ナムジュンさんの言葉に、
ジョングクは目を丸くしている。
ホソク……？
「なんで、ホソクがこいつのことを」
「何でもこの子、
ジョングクの命を救った子らしいですよ」
その言葉に、今度は私が目を丸くする。
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ににに(プロフ) - テヒョンの4‘OCLOCK聴きながら読んでてもう目がナイアガラの滝ですよ。もう素敵です、続き楽しみっす。 (2019年4月22日 20時) (
レス) id: adea3fa211 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ああ、もう涙腺崩壊。笑笑 本当に24話で涙が止まらなくなってしまってとりあえすコメントさせていただいてます。こんなに素敵な作品に出会えて良かったです。泣 (2018年2月7日 0時) (レス) id: f686d690fe (このIDを非表示/違反報告)
m - Twitterなどでお話しかかれてますか！？書かれてるならぜひみたいです！お話しすごくだいすきです！ (2018年1月27日 11時) (レス) id: 229badfe20 (このIDを非表示/違反報告)
りんごり - 凄く面白くて一気に読んでしまいました笑更新楽しみにしてます。頑張って下さい(^ ^) (2018年1月4日 20時) (レス) id: 555706a24a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 更新頑張ってくださいね！？もう、メッチャ応援しますから！ (2017年12月31日 0時) (レス) id: 7514c48f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2017年10月21日 22時
