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「おはよう」
「おはようございます」
翌朝。
いつも通り出勤しデスクへとつく。
私の席の隣では朝からささやかなハーレムが出来ているようだ。
「えぇー、ほんとですかぁ？」
「いや、ホントだって、マジ」
「えぇー？じゃあ今週末とか？」
「いいけど？じゃあ女子のドレスコードはミニスカで」
「やだぁ、登坂さんのえっち♡」
…朝からお元気なことで。
うちの部署の女の子たちじゃないみたいだけど
もうすぐ始業だからそろそろ自分の課へ戻ったほうがいいんじゃないかしら？
そう喉元まで出かかったところで
「じゃ、そろそろ始業だから戻んな？
仕事、真面目にしろよー？」
「はぁーい♡」
５分前。
さすが、登坂がちゃんとまとめたか。
こういうとこ意外とちゃんとしてるから
私も注意しづらいところがある。
『登坂さんって仕事も出来るしかっこいいし
何かもうあの俺様なかんじもたまんない♡』
トイレで若い子達のそんな会話を聞いたっけ。
「おはようございます、先輩」
「おはよ」
「朝からうるさくてすみません」
…こーやって私に気も使える要領の良さもあるし
「登坂さん、井筒商事の契約なんですけど」
「あぁ、朝イチでアポいれたから行ってくる」
仕事も出来るし
まぁ女子社員に人気なのもわかるけど
この男の恐ろしいところは…
「登坂さーん、一番にお電話入ってます！」
「…マジ？俺もう出ないと……あ、先輩」
ほらきた。
「対応お願いしていいっすか？」
そう言って
椅子を寄せてきて
これでもかって距離で見つめて
「先輩、お願い♡」
こうやって私には甘えてくるんだから！
「っ、はいはい、わかったから」
「ありがとうございます！…さすが頼りになります♡」
そう言って取引先へと向かう登坂。
こいつの恐ろしいところは
相手によってより効果的な方法を心得ていること。
認めざるをえない綺麗な顔の年下の男に
上目使いで見つめられてお願いされて
突っぱねることのできる女がいるものなら
お会いしてみたいものだわ。
そんなことを考えながら
私はかかってきた電話に出る。
「はい、私麻倉と申します。
生憎、登坂は外出しておりまして、代わりに用件をお伺い致します」
『あぁ、そうなんですか。
ではまたこちらからかけ直します』
…いい声。
あれ？この声どこかで聞いた気がするけど
どこだったかしら？
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NEE(プロフ) - みほこさん» ありがとうございます！ビューネくんもそろそろ終わるはずなので！パート2ともどもお楽しみくださいませ(*^^*) (2016年9月8日 23時) (
レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - MYさん» ありがとうございます！大人な直人さんに切なくなりつつきゅんしちゃってください(*^^*) (2016年9月8日 23時) (レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - サクラさん» ありがとうございますー！隆二メインですが直人さんにもきゅんきゅんしていただけて嬉しいです(*^^*)やはり直人さんは大人キャラが似合いますー！ (2016年9月8日 23時) (レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
みほこ(プロフ) - いつも楽しませていただいてます♪ビューネくんも大好きです♪つづき楽しみにお待ちしていますm(__)m (2016年9月7日 22時) (レス) id: 6b3f9fe695 (このIDを非表示/違反報告)
MY(プロフ) - 直人さん泣きそうかっこいいです (2016年9月7日 19時) (レス) id: ed4e215e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NEE
| 作成日時：2016年7月31日 20時
