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「先輩！？」
「登坂！？」
集合場所に時間前に行けば
今市のことは直ぐに見つけられた。
どんなに人混みであろうとも目を引く容姿で
様子を伺うように近付けば
そのすぐ傍にいた見知った顔。
というか
予測しておくべきだった。
この前もこの二人の合コンの場に出くわしたんじゃないか。
「偶然ですね♡買い物？」
「……」
今市、まさか
説明してないの！？
口元に笑みを浮かべながら知らん振りしている今市を睨んでも
こちらを見もしない彼は素知らぬ顔。
どうしろっていうのよ！！
そのとき。
「隆二くん、お待たせ！
ごめんね、一人来れなくなっちゃって」
まるでアナウンサーかのようなキレイなお嬢さんが二人、今市に話しかけている。
まさか、この二人が合コンの？
「え、二人しか来れねぇの？」
登坂が不満そうに言う。
どうすんのよ、ますます言い出しにくくなって…
「仕方ないよ。
じゃあ…せっかくだから、Aさんご一緒にどうですか？」
「は！？」
ようやく私に話しかけた今市は
しれっとそうのたもうた。
わざわざ呼び寄せておいて"せっかくだから"？
「いや、隆二。先輩そーいうの好きじゃないから」
「いいですよね？Aさん？」
…こいつ、楽しんでる。
「…別に、いい、けど」
「！まじで！？」
驚いた顔の登坂。
そりゃそうでしょうよ。
ていうか私だって今市に弱味を握られてなきゃ
こんな合コンごめんだから！
「じゃあ行こっか。店こっち」
今市が先導する後ろに二人の女のコ
そして登坂ともう一人の男の子が歩き出す。
…ものすごく帰りたい。
このアウェー感、拷問すぎる。
登坂の様子を伺えば
こちらを見ようともしないし。
普段は"デートして"とか調子のいいこと言ってても
実際にこうなれば私なんて邪魔なんじゃない。
ため息を小さくつけば
横からの視線に気付く。
「…元気ないですね、大丈夫？」
「え？」
可愛らしい子犬みたいな男の子は
そう言って人懐っこく笑った。
…可愛い。
「何か、なりゆきでこうなっちゃって」
「ね。…隆二さんと臣さんの知り合いですか？」
「ん、まぁ、仕事でね」
店に向かう途中、この子犬が話しかけてくれたお陰で
なんとか気まずさも解れて店に到着する。
店に着くと席に誘導していた今市と目が合った。
ニヤリと目を細めて笑う今市。
…こいつ、やっぱりSだわ！
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NEE(プロフ) - みほこさん» ありがとうございます！ビューネくんもそろそろ終わるはずなので！パート2ともどもお楽しみくださいませ(*^^*) (2016年9月8日 23時) (
レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - MYさん» ありがとうございます！大人な直人さんに切なくなりつつきゅんしちゃってください(*^^*) (2016年9月8日 23時) (レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - サクラさん» ありがとうございますー！隆二メインですが直人さんにもきゅんきゅんしていただけて嬉しいです(*^^*)やはり直人さんは大人キャラが似合いますー！ (2016年9月8日 23時) (レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
みほこ(プロフ) - いつも楽しませていただいてます♪ビューネくんも大好きです♪つづき楽しみにお待ちしていますm(__)m (2016年9月7日 22時) (レス) id: 6b3f9fe695 (このIDを非表示/違反報告)
MY(プロフ) - 直人さん泣きそうかっこいいです (2016年9月7日 19時) (レス) id: ed4e215e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NEE
| 作成日時：2016年7月31日 20時
