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幻覚だと思っていた彼は幻覚ではなかった。

またも徹夜して乙女ゲームをしていた私はまた幻覚かと思って通り過ぎようとしたが

彼はそれを逃さず私の肩を掴む。


幻覚だから当然触覚もないだろうと思っていたから

突然肩に触られる感触がしびっくりして目を見開く。


「ひっでぇ隈だな」

彼はそういって遠慮なぞ知らないと言ったように隈をなぞる。

またなぞられる感触がしてビクリと身体が動いた。


「そ、そそそそ、そ」

「あーん?」


それじゃあそろそろいくね


って言いたいのにびっくりしすぎてそしか言えない。

目の前にいるめちゃくちゃ顔の整った男が顔を歪める。

あーん?ってなんだよ本当に2次元の人物じゃないの



「離して…貰えます……?」



2次元か3次元か区別のつかない状況にいたら私の脳が機能しなくなると思い

顔の整った目の前の男に向けて言う。



彼は、案外あっさりと身を引いた。

その事に私は安堵する。

「じゃあ、また後でな?」

名前も知らないのに彼はそう言って立ち去った。


そして今気づいた、めちゃくちゃに注目を浴びていることに。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!この作品はもう更新されないのでしょうか? (2019年7月10日 23時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:8zaki | 作成日時:2018年4月18日 22時

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