コード･ブルー 〜Bridge to the future〜

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手前の車両にいた患者さんは搬送待ちの赤タグの方が多かった。









先に到着していたDMAT隊が処置をして下さったみたい…









でも、油断は禁物。









赤タグだからいつ何があってもおかしくはない。









救急隊「先生！急変です！
意識レベル低下してます！」









ほらきた。









ーーー助けなきゃ。命を…









川宮「翔北救命救急センターの川宮です。
まずいな…この患者さん、脳挫傷おこしてる…」









急いで搬送しないと確実に待ち合わない。









脳は繊細。少しでも傷付いたりすると命に関わる。









川宮「次の白車いつですか？」









救急隊「10分後です！」









10分も待ってられない。









このまま待ってたら？10分待ってたら？









確実にこの患者さんは…









もう体へのダメージも出てきてるはず。









ーーーあけるしかない。









川宮「ここで頭あけます。」









救急隊「え！？ここでですか…！」









川宮「当たり前でしょ！？
このまま白車待ってたらこの患者さん…死ぬよ。
あけるしかないの、サポートお願いします。」









救急隊「あ、あの僕…今日現場初めてで…その…」









どうしよ、進まない。









確かに初めての現場でいきなり頭あけるとこみるのは少しきついかもしれないけど…









これも命を救うために大切なことだ。









参ったな…









白石「川宮先生！
私がサポート入ります。冴島さん、手が離せないみたいで…」









白石先生…









翔北から応援が到着したのか…









心強い。









川宮「ありがとう、メス、お願い。」









必ず助ける。









命を絶対、見捨てはしない！

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