3話 神に質問をしてみる ページ3
「んじゃあ今からは私の姉が神ということを大前提として話を進めていくね」
「今までは違うかったのか」
「無理もないでしょ…
突然、自分の姉が本当は神だったとか言われても信じられないよ」
「そこで信じ合うのが家族だろう?」
「家族だからって何でもかんでも信じられるわけじゃないの」
「そういうものなのか…人間というものはやはりよく分からない」
「そっちの世界はどうなのよ
家族だからってどんなことでも信じ合えるの?」
「神の世界に家族関係などない」
「あぁ…そういえばそんなこと言ってたね」
「だから…以前までは家族というものを見ていると羨ましく思えていたんだ」
「過去形ね…今はそう思わないの?」
「今は家族がいるからなそれが当たり前になっている」
「あぁ…そうねぇ…」
「それで、何か聞きたいことがありそうだが…」
「うわ、エスパー?神って心まで読めるの?」
「それは、お前の顔を見ればすぐわかる事だ」
「そんなにわかりやすい?」
「あぁ、わかりやすい」
「…ふーん…
まぁいいや、じゃあさ早速質問していい?」
「あぁ」
「まず…あんたが私たちの家族になったのはどういう成り行き?」
「さよちゃんの提案だ」
「さよちゃん…なんかあんたのこと振り回してない?」
「昔は逆だったのだがな
今では私が振り回されておる」
「あんたも大変ね」
「だが…まぁ、別に提案にのって良かったと今は思っておる」
「あらやだ、嬉しいこと
おほほ〜」
「…それで、他に質問はないか?」
「今のはスルーなのね…分かった」
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小夜時雨(プロフ) - 蘭嶼さん» 面白いと言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます!更新頑張らせていただきます! (2019年3月30日 14時) (レス) id: 7363ed0049 (このIDを非表示/違反報告)
蘭嶼 - めちゃくちゃ面白いです!題名に釣られました。更新頑張ってください! (2019年3月30日 13時) (レス) id: 1c29926d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜時雨 | 作成日時:2019年3月29日 21時