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小鳥の囀りが聞こえてくる
いつもなら五月蝿くて仕方がなかったこの声も
今は朝の私の生活を飾るBGMと化している

ハンガーに掛けていた制服をとり
ジャージを脱ぐ
制服をしっかりと着たら
リビングへと足を運ぶ
今日はお母さんもお父さんも仕事が早いためもう家にいない
お母さんの用意してくれた朝食を食べ
顔を洗い歯を磨いて
家を出る

雲ひとつない青空
鬱陶しさのひとつもない朝

通学路を早足で辿る
途中で近所の人に挨拶をした

約10分して
中学に到着
…やっぱり学校が家から近いっていいよね

2階の校舎まで階段を駆け上がり
2階の右端の教室に向かう

ドアをスライドさせ教室の中を
見回す

…グループで話している人々
本を読んでる人…
そして…いた、結萌だ

結萌を視界に入れた私は迷わず結萌の方へ足を進める

「結萌、おはよう」

…らしくないが
自分から挨拶をしてみた

結萌は「はっ!?」とでも言いたげに目を見開いた

「あ、あぁ…おはよう」

結萌は素っ気なくそう言って
窓の外へ視線を移してしまった

「…あのさ、昨日言ってたとおり
私と結萌って友達なんだよね?」

「…そうなのかな」

「…ねぇ、結萌
昨日のことまだ根に持ってるの?」

「…持つに決まってる」

…そういう所は素直なんだよね

「私、別にそんな真面目ちゃんじゃないからサボることくらい別に抵抗ないんだけどな」

「知ってる」

「ならなんで」

「アンタの内申点にひびくでしょ」

「まぁ これで内申点下がったら確実に結萌のせいだけどね」

「…正直だね
どうしたの?梨愛 急にキャラ変わって
高校デビュー遅くない?」

「今日の結萌もなんかへんだね
いつまでも引きずるの辞めてよね
私達は友達なんだからそんなちょっとのこと簡単に許せるわよ」

結萌はチラリと私を見る

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夢咲花 - これからがとっても楽しみです (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲花 - 書いてくださってありがとうございます (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小夜時雨 | 作成日時:2019年3月4日 20時

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