喫茶アリエス (ページ13)

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ﾐﾝｿｸさんと、ﾁｬﾆｮﾙが…同じグループ……？

じゃあいつもうちのお店にPLANETのメンバーが2人も来てたんだ…。

豪華だ…っていうかこんなに人気グループのメンバーと仲良くしちゃって大丈夫なのかな…。

驚きと同時に、自分がもし軽率な行動をとったら、どれだけの人を傷つけるか、悲しませるか。
そんな事を考えると途端に恐ろしくなってきた。

ステージも終わってトークの時間になった。

メンバーが、他のメンバーの肩に腕をかけるだけで喜んでるファン。

2階の塀からカメラを傾けている大量のファン。

誰もが幸せそう……。

もしも、ﾁｬﾆｮﾙが遊び人で、私以外にもバックハグしたり…キ、キス……し、しようとしたりしてる人なら…………。

でもきっとそうじゃない。彼が涙を拭ってくれた時の切なそうな、苦しそうな表情は、そんな物じゃなかった。

じゃあ。ﾐﾝｿｸさんはなんでこっち来てるのかな……。

あ、わかった。ﾁｬﾆｮﾙの偵察？

いや…でもﾁｬﾆｮﾙよりも先に常連だったよね…。

普通に美味しいし、人少ないからか(自虐)

ﾌﾟﾙﾙﾌﾟﾙﾙ

そんなこんなで悶々としていると「おじさん」から電話が入った。

おじさんから電話が来るのはかなり珍しいからサクッと電話に出た。

A「おじさん？どうしたの？」

おじさん「おぉ、お前が前にお助けしたスンヒちゃんか？のお母さんがお前に会いたいっていらっしゃったんだよ。今どこにいる？申し訳ないけど、早く来てくれないか？」

あら、スンヒちゃん。

お助けした御家族とまた会ったり、また来てくださったりする事は多々あるから、こうやっておじさんに電話して貰うのももう何回もある。

本当はこの「喫茶アリエス、PLANET集まり問題」は結構悩むべきな気がするけど……。

ま、悩むのめんどくさいしいっか！(浮かぶｷﾞｮﾝｽのアホ顔……)

ジウォンに謝りつつ足早にアリエスに向かった。

季節は銀杏通りが輝く秋。もうコートを羽織って寒そうにしてる美人がちらほら。

さっきショッピングモールでコート買っとけばよかったなー。って思いながら見上げた空。

広い空を捉えた視界に入る金色の銀杏の葉。

季節の美しさに感動する事なんて、アイドルに悩む事なんて、あの時はなかったな………。