ラスボス戦 ページ28
＊
｢お嬢さんは随分..静かなのですね。｣
｢それがどうかしたか？｣
あﾞ りﾞ かﾞ とﾞうﾞお父様！！
てめぇなんぞにうちの娘は紹介させねぇよってか？嬉しいけどこっちとしてはこれ以上相手の地雷踏み抜かないで欲しいかな！！
ほら、郷に入っては郷に従えって言うじゃん！！
そろそろ威圧だけで死にそう！！
わざわざ私なんかに話し掛けてくる辺り、どうやら値踏みしてるとみた。私としては｢ククク、面白い奴だ..｣ぐらいには認識されたい。何だかんだで権限握ってるからねこの人。
まあ、此方としては有難い。変にきっかけ作るよりは全然自然だし、何より――
｢...申し訳ありません。何だか、落ち着かなくて。｣
仕掛けるより、仕掛けられた方が口は回るんですよね、実は。
｢ほう、それは..どのような？｣
｢いえ、お気になさらず。私の気の所為かもしれませんから...。｣
｢...いや、構わない。些細なことでも、どうぞおっしゃってください｣
....ほら、食いついた。
今の私は手も足も出ない、無力な存在に過ぎない。だが、私とて修羅場を切り抜けてきた一人だ。性別ゆえに地団駄を踏みたくなる程の屈辱感に苛まれることだってあった。
だからこそ、此処で怯んでる暇なんてないんだ。――負け犬になるのは、まだ早い。
｢誰かに、見られている気がするのです。｣
｢...見られている、とは？｣
｢随分と、隠れるのがお上手なようで。｣
｢..！｣
言葉は刃。
有益な情報さえ持ち合わせていれば、時に脅威にだって、なり得るのだ。
そう言いつつ視線を宙に向ければ、動揺したのか僅かに軋む音が聞こえた。
...あ、ホントにいたんですね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3184人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました…!!osmnかわええ…しゅき…(脳死)更新頑張ってください。楽しみにしてます！ (4月28日 2時) (
レス) @page40 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き待ってます！ (2023年1月11日 11時) (レス) id: ba7a9ff8a1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます。筆が乗り次第、頑張っていきます。 (2022年10月14日 1時) (レス) id: 988d605ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - necoさん» コメントありがとうございます。無理しない程度で頑張りたいです。 (2022年10月14日 1時) (レス) id: 988d605ba2 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 下の方に同意です！！久しぶりの更新嬉しくて心臓止まるかと思いました！！！ありがとうございますこれからもがんばってください！！ (2022年9月16日 14時) (レス) @page38 id: 7c87ff4c21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
