Loner ? (ページ4)

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別に放っておけば良いんだけど下校時間から1時間経っているし部活もない今日､校舎は静まり返っていて人気は無さそうだから…

「…あの」

肩を軽く叩いてみたら呆気なくモゾモゾと起き上がる彼の身体。

「え､あ､ごめんなさい。迷惑かなと思って迷ったんだけど､もう学校人居なくなると思うから､それで､一応…」

あまりにも簡単に起きたからビックリして､焦って無意識のうちに弁解していた。というのも､いつも光成と一緒だったから他の人と話すのはまだ少し勇気がいる。

そんな私をぼーっと見ていた転校生は､不安げに口を開いた。

黒田「俺のこと怖い？」

「いや… その､人と話すのに慣れてなくて」

黒田「そっか」

言葉はあっさりしているものの何処か嬉しそうな彼に、なんか犬みたいだな､という印象を抱いた。不良だと言われる要因にもなっているであろう明るい金髪も､ゴールデンレトリバーの様に思える。

適当に返事をして下駄箱へと向かった。また待たせてるかな､なんて思いつつ来たけど光成はまだ来ていないみたいだった。

少し待っていると後ろから足音がした。

「もう光成おそ…い、」

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