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_______ 2つ目の話題。
同学年に “転校生” が来るということ。
情報網の深田くんによれば どうやら同じクラスになるらしい。
檜山「毎回毎回どこで情報得てんだよ(笑)」
深田「いやそれが、兄ちゃんの友達が地元同じらしくて」
「世間狭いね」
深田「でももう割と噂広まってるっぽい」
「噂?」
深田「…かなりの問題児らしい」
それだけを告げた深田くんは、満足そうに輪の中へと戻った。
始業式も終わりHR。担任の紹介と共に気怠げに現れたのは噂通り金髪の転校生だった。
先生「黒田〜自己紹介」
黒田「…黒田光輝。」
自己紹介すらも気怠げに6文字で済ませた彼は、これでいいだろ とでも言うように担任に視線を向けた。
先生「生意気な奴だな〜(笑) 席は窓際の一番後ろな」
…まあ、後ろ空席だったから薄々分かってはいたけど、私の後ろの席 窓際最後列の特等席に座った転校生。
何やら周りはザワザワと騒がしいが、今朝の噂の話でもしているんだろう。興味が無いから伏せて時間が過ぎるのを待った。
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作者名:夜這 | 作成日時:2023年3月28日 17時