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タクヤさんの遺体を見に行った事は、結果として正解だった。
タクヤさんの右手の下にスマホがあったのだ。
しかもそのスマホは、血のついた指で画面をなぞったような跡があった。
もしかしたら有力な情報が残っているかもしれない。そう思った私たちは、パスワードを開くため大部屋に来ていた。
「タクヤさん、失礼します」
合掌してからタクヤさんの荷物を漁ると、手帳が出てきた。
「大体こう言うとこにパスワード書いてたりするよねぇ…ありがたいけどザルなロックだなぁ」
「ね、姉さん…」
「お。あったよ、パスワードらしきやつ」
「え」
カレンダーに記されていた『12月24日 3周年記念』の文字。彼女との記念日をパスワードにするなんて…まったくもって羨ましい限りだ。
「あ…開いた」
「ほらね。で、何があった？」
「カメラアプリが立ち上がってる…あ、これ見て」
「ん？」
見せてきたのは、なんと狼の写った写真だった。
残念なことに凶器こそぼんやりとしか映っていないが、それでも重要な手がかりに違いはない。
「ふむ…まぁ鈍器なのは分かってるんだけどねぇ。何だろ、これ？」
「分からない…結構大きそうだよね」
「まぁ、少なくとも細くはないよね」
うーん、と頭を悩ませていた時だった。
「おい」
急に声がして、振り返る。
そこにいたのは、何かを手に握ったコウだった。
「やぁ。どうしたの？」
「さっき遺体の近くからこんなものを発見したんだが…」
そうやってコウが見せてきたのは、石ころのようなものだ。
だが、それで私はハッとした。
「コウ…君は物を発見する天才か」
「何言ってるんだ」
奇異なものを見る目で見られてしまった。
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アヤノ(プロフ) - 鈴錬さん» ありがとうございますー！これから頑張ります^_^ (2018年5月27日 20時) (
レス) id: 090e21dff8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 続編がッ…楽しみすぎるッ…！！ (2018年5月27日 19時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！！これからも頑張っていきます…！！(≧∀≦) (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - アヤノさん>>ありがとうございます！！今回もとても凄かったです！！続き楽しみにしてます！ (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3a8da8a787 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» コメありがとうです！これからちょくちょく絡ませていきます…！！ (2018年5月25日 7時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤノ x他1人 | 作成日時：2018年5月14日 21時
