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「姉さん、これからどうする？」
ユキが問いかけてきたのに、私はハッとして顔を押さえた。
不安な顔を見せてはいけない。
ユキを不安がらせちゃ駄目だ。
「ん、そうだねぇ…」
笑みを貼り付けて考える素振りを見せると、ユキは私に提案を持ちかけた。
「昨日見た狼、仮面を付けてたんだ」
「あれ、そうだったっけ？」
「うん」
あの時はユキのことばっかりで必死だったから、狼のことをあまり覚えていない。
でも、観察力の高いユキが言うのだから間違いないだろう。
「ん…仮面と言えばリビングだったかな」
私はユキと一緒にリビングへ向かった。
・・・
「姉さん、これだよ」
「ん…」
それはリビングの壁高くに飾られていた。
私より数センチ高いユキが届かないのだから、当然私も届かない。
「よし。…ユキ、肩車してくれない？」
「えっ！？」
ユキが驚きのあまり声を荒げるが、私がお願い、と頼み込めば渋々ユキが私を持ち上げてくれた。
そうしてようやく届いた狼の仮面を外して、私はユキから降りる。
「ごめんユキ。重かったでしょ？」
「いや…姉さん軽すぎだから……何で俺でも軽々持ち上げられちゃうんだよ…」
「え、そんなに？」
ガックリとうなだれるユキに仮面を渡すと、気を取り直したユキが裏返す。
その仮面の内側には、わずかだが血が付着していた。タクヤさん殺害時に装着していた証拠だ。
「まずは1つ、証拠ゲットだね」
「うん。次はどこに行こう？」
「そうねぇ…」
思考を巡らせる。が、あまり良い案は出てきそうにない。
仕方がない…本当はあまり近付きたくないが、遺体を見に行くしか他にする事もないだろう。
私たちは次に、独房病室へ向かった。
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アヤノ(プロフ) - 鈴錬さん» ありがとうございますー！これから頑張ります^_^ (2018年5月27日 20時) (
レス) id: 090e21dff8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 続編がッ…楽しみすぎるッ…！！ (2018年5月27日 19時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！！これからも頑張っていきます…！！(≧∀≦) (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - アヤノさん>>ありがとうございます！！今回もとても凄かったです！！続き楽しみにしてます！ (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3a8da8a787 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» コメありがとうです！これからちょくちょく絡ませていきます…！！ (2018年5月25日 7時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤノ x他1人 | 作成日時：2018年5月14日 21時
