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「やっぱりここの窓も塞がれてるかぁ…」
部屋の周囲の探索をして、私は頭をかいた。
気になったのは病院にある筈の、精神科の患者について記されたカルテくらいだ。
「そろそろリビングに戻ろか」
「そーね。行こう、ユキ」
「うん」
ユキは私の言葉に笑みを浮かべて返事をしてくれた。
私のたった1人の弟。
狼なんかに喰わせてなるものか。
ふと、そんな事を思った。
・・・
「さぁ、みんな何を見つけたか報告してほしい」
リビングに戻って、タケオさんに言われた通りそれぞれは探索先の状況について話した。
出られそうなドア・窓はないこと。
キッチンの冷蔵庫に食料と水があったこと。
2階に凶器や薬品があったこと。
カルテは精神科医のサトルさんの物だと判明した。
「ともかく…。
この建物から出られそうな場所はなかったということだな…」
コウ君がポツリと呟く。
「こ、この後、どうするの？
狼が、羊を殺すかもしれないんでしょう？」
チエさんの問いについては、タケオさんが返答した。
「とりあえず、1番危険なのは武器庫だな…。
俺は武器庫を見張ろうと思う…」
「うわー…。あやしー！」
そこにすかさずつっこむリツちゃん。
「ち、違う！
じゃあ、あんた。俺と一緒にきてくれないか？」
タケオさんが指名したのは、舞台俳優のタクヤさんだった。
「べ、別にいいけどよ…めんどくせーな…」
武器庫の見張りが決まったところで、口を開いたのはコウ君だった。
「俺は、単独で行動させてもらうぞ」
自分の身は自分で守る。
そう言ったコウ君はクールにそっぽを向いた。
そりゃもっともだ、と心の中で同意する。
……何かコウ君と気が合うな、私。
なんとなく、そう思った。
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アヤノ(プロフ) - 鈴錬さん» ありがとうございますー！これから頑張ります^_^ (2018年5月27日 20時) (
レス) id: 090e21dff8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 続編がッ…楽しみすぎるッ…！！ (2018年5月27日 19時) (レス) id: 28c60ad67a (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！！これからも頑張っていきます…！！(≧∀≦) (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - アヤノさん>>ありがとうございます！！今回もとても凄かったです！！続き楽しみにしてます！ (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3a8da8a787 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - さくらさん» コメありがとうです！これからちょくちょく絡ませていきます…！！ (2018年5月25日 7時) (レス) id: 6c09e3d638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤノ x他1人 | 作成日時：2018年5月14日 21時
