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？
「なぁシッマ」
コネシマ
「なんや」
少し前に俺の部屋に転がり込んで来ては
今のようにずっとグズグズ似合わない泣き顔を晒し続けるコネシマという男に声をかけると
鼻水を啜る音がしながらも、しっかり此方に意識を向けてくれる
どうやらマシになった様子
来たばかりの時は俺の部屋が壊れるんじゃないかと危惧したし、話しかけても返事はなくて
ただただ最悪拳が飛んで来そうな怒りの目が向けられただけだった
？
「ずっと力の放出続いてるけどええんか？」
シッマの力の一つ、『信頼』
トントンの力の『愛』がもう少し複雑になったもの
強いて言ってマンちゃんの『崇拝』と『愛』の複合体みたいなのだが…
崇拝ってよりかは…服従？
犬のような、そんなものに近い
それが含まれたその力は、絶対的な信頼を置いた相手に幸福を与える力
効果は様々だが…シッマは兄さんのように応用を利かせた
その服従を約束事等の証にした
少なからず自分が信頼を少しでも置ける相手というのが条件
それを、その力をシッマは放出し続けている
コネシマ
「…ええねん、アヤは…アヤは俺が殺す
俺のことを、俺のもんやってこと忘れて生きるくらいなら…俺はあいつの事を…」
？
「まだってことは、執行猶予があるんや」
コネシマ
「…せやな
俺のこと忘れてる時は俺が一番わかるんや
もしそれで幸せなら…俺はアイツを殺す」
瞳孔全開になってるやろと思うほど、目を見開いて溢れ出る殺気と共に殺害宣告
きっとその繋がりの印でシッマは彼女の心情を読み取っている
だから放出を続けているようだった
？
「俺結構アヤちゃん好きやけどなぁ」
コネシマ
「…あ？」
？
「んーん、俺は…大事にしてもらえたらそれでええから」
コネシマ
「………ふん」
勝手に出てくるのかは知らないが
止まらない涙と、不貞腐れた様な苛立った様なよく分からない表情を共に
コネシマはまた部屋の隅で真っ黒な感情を曝け出して床を見つめ恨言を呟き続ける
アヤちゃんが生きて僕のところへ来てくれるか、心底楽しみだし不安だ
来てくれないと俺まで死んでしまいそうやわ
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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