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承認欲求
優越感
嫌いだと、面と向かって言われたダメージ
誰に言われようと誰かに嫌われることはとても恐ろしい
その嫌悪軽蔑の目が此方に向くたび、酷く吐き気がする
そんなものだ
元よりそんなものなんだ
それでしか人間は生きられない
エゴで生きていかないと…
本当に、必要なのかな
必要ないかもしれない
そうだ必要ないのかもしれない
たった一つの出来事が人の頭を殺していくのは、幾度と見てきた筈なのに…どうして
？
「アンタは兄さんに必要とされなかった
それが変えようのない事実です」
ミズチが威嚇したが、それに臆することなく目の前に突然現れた人物は私の頭に手を乗せる
？
「エミさんのとこに戻る必要もない
アンタは、一度として兄さんに必要とされることなんてこない
もう、今死んだ方が楽かもしらんな？」
ミズチが止める間もなく飛び付いた
毒のことが頭をよぎる
「ミズｯ…」
？
「邪魔や」
バシュッと音がした
何の音か分からなかった
けれど…
「ミズチ…？」
？
「気にせんでええから、こっち見て」
優しく何度も頭を撫でられる
？
「アンタは、もうええよ
必要とされない場所に居っても苦しいばかりや
理不尽やと、思った？」
ぽーっ、と頭の中が止まってくる
理不尽？
そうだ、理不尽だ
話も聞かないで、出てけと
人が怖いとか…分からないのに
？
「あぁ、辛かった…
楽になりたいと思わんか？
幸せになりたいって…あ"ぁ！！邪魔やねん蛇！」
何処からか戻ってきたミズチが、目の前の人の声と共にまた何処かへ消える
ミズチは、私を守ろうとしてくれている
必要じゃないと…そんなことしないって、信じたい
本当に?
「まだ、大丈夫…
私は貴方達のために…自分のために…」
？
「あー、しくった…」
その人はそう言って突然背を向け去っていく
名前を聞こうとしたときにはもう遅く…
彼が居なくなると同時に、ミズチが足元まで戻ってきた
「ごめん、ミズチ…」
手を伸ばすと静かに登ってきて首元に巻きつく
冷たい温度が心地良い
「ありがと、ミズチ…」
ぽたぽたと、涙が落ちた
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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