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トントン
「あぁ、逃げたくなったらすぐ逃げてもらって構わんので」
指をさされたのは窓の方
死ねってことか
「えぇ、まぁその時は」
トントン
「へぇ……ま、そろそろ切り込むんですけど
アンタはどこまで知ってんのです？」
「…何について、ですか」
トントン
「俺のことや俺のこと
きっと存在とかの詳細については色々聞かされとるやろ？」
段々と砕ける口調
余裕そうな笑みの表情
組まれた足と、その膝に置かれた指の組まれた手
威圧感はグルッペンさんの次ぐらいかもしれない
背骨に針金でも入れられた気分だ
「全く」
トントン
「…ほんまに？多少情報収集くらいしてるやろ」
「いいえ、目の前の情報のみです」
容姿と、口調くらい
トントン
「俺らが何かは、まずわかってる？」
「一度死んだ人間がその死の具現化したものとして、感情の力を持ちながら生まれた存在と」
トントン
「……それで情報収集もしてへんのか？」
気になるもんやない？とトントンさんは言った
その理由で殺されるかもしれない
なら取り入ろうとするはずだろう
そのためになら調べることもするだろうとトントンさんは此方を睨む様に訴えた
その目も威圧感も恐ろしい
けれど
「本人の口から聞くのが一番だと思ってるので」
トントン
「嘘つくかもしらんのにか？アホちゃう？」
「はい、けど私にはそれが真実になります」
トントン
「俺の主観でしかなくて、客観的にみたら被害者ぶった俺が加害者かもしらんで？」
「私が聞いたその事実が、私の中での事実になりますから」
歴史は、そういうものだ
客観的に見れば明らかに此方が悪いことも、ある程度の理由を付け加えて悪くない様に見せる
戦争の正当化にも近い
汚点を隠された歴史なんて沢山ある
だから、互い互いに聞いてみるが一番だ
けれど聞けない過去の話がその歴史
解明されない歴史達
「少なからず、トントンさんについて聞くのは、トントンさんにで良いかなと」
トントン
「……詐欺に引っかかってそうやな」
「それとこれとはまた別ですよ」
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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