five years ago -5 ページ10
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それが分かって少しだけ心が軽くなる。
「……お水持っていったらすぐ戻ってくるね」
「おう」
翔くんはそれ以上何も言わなかった。
私は足早にダイニングへと戻る。
すると、階段のところで二階に上がろうとしている二宮さんと二宮さんに肩を借りてぐたっとしている相葉さんに出くわした。
「あれ、相葉さん？どうしたんですか二宮さん」
「ああ、飲みすぎ。グダグダとなんか言い始めたから寝かせてくるわ」
「そうですか…」
「あ、それ水？悪いけど部屋まで持ってきてくんない？」
「わかりました。…あの、手を貸さなくて大丈夫ですか？」
「うん、大丈夫。これでも俺男だから」
冗談交じりにそう言って二宮さんは相葉さんを連れて先に階段を上っている。
その後ろから私は水のグラスを持ったまま二階へ上がった。
「ごめん、扉開けてくれる？」
「はい」
勝手知ったるペンションの部屋の扉なのに、ちょっとだけ緊張した心地で押し開ける。
扉を開ければふわりと相葉さんの香りがするような気がした。
「よい、しょっと…ほら相葉さん、Aちゃんが水持ってきてくれたから」
「んー…だから俺はもう少し駅に近い方がいいって……」
「あーはいはい、その話聞き飽きたから、良いから飲めって」
ベッドに相葉さんを放り投げると二宮さんは水のグラスを相葉さんの口に押し付けた。
冷たさに意識がはっきりしたらしい相葉さんが受け取って水を飲んでいる。
グビグビグビと一気に水を飲むと、ぷはあと大きな息を吐いた。
「水うま…」
「ほら、お前はもう寝る」
「ありがとニノ、Aちゃんも」
「どういたしまして。薬とかいらないですか？」
「うん、大丈夫」
顔がちょっと白いけど、そう言った相葉さんは布団の中にもぐりこんだ。
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iCHiKA(プロフ) - ともさん» ですよね〜。姿がわからないからこそ、みたいなところもありますので想像しながらモヤモヤしていただけたらと思います、笑 (2021年2月28日 22時) (
レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 相葉ちゃんの奥さん…めちゃくちゃ気になる(￣▽￣;) (2021年2月22日 22時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
iCHiKA(プロフ) - ともさん» ともさんいつもありがとうございます！ですよねー、私もそう思ってます。いずれ変化もやってくるので、そのときをぜひのんびりお待ちくださいませ。 (2021年2月15日 20時) (レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - あぁーもぉー相葉ちゃんを悲しませる様な彼女とは別れちゃえば良いのに！にのちゃんの言うように…相葉ちゃん振り回され過ぎ… (2021年2月13日 8時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iCHiKA
| 作成日時：2020年12月25日 12時
