three years ago -5 ページ44
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胸の奥がツキンと痛む気がして私はかぶりを振る。
考え込んでても仕方ないんだった、私には関係ない話だもん。
切り替えるようにベッドのメイキングを始める。
ここにはまだ誰の痕跡もないけれど、明日の私は二人の影を目にしながらこの部屋のメイキングをするんだろうか。
そんな明日の自分を想像すると、ベッドメイキングをする自分の腕が重く感じられるような気がしていた。
ところが。
夕方翔くんとお父さんが雪かきを済ませた駐車場に入ってきたマイクロバスから降りてきたのは私の良く知る五人だけだった。
バスから降りた相葉さんと目が合って、相葉さんの顔がパッと明るくなる。
「Aちゃん、久しぶり」
「お久しぶりです。……あの」
私はきょろきょろと視線を走らせる。
探している人影はまだ見当たらない。
「そいつの嫁なら来てないよ」
「あ、二宮さん…お久しぶりです。……来てない？」
相葉さんに次いで降りてきた二宮さんが相葉さんの言葉を先回りするように言った。
私が首をかしげると相葉さんが気まずそうに視線を逸らす。
「相葉さん……？」
「聞いても無駄だよ応えないんだもん相葉さん」
黙っている相葉さんの返事を待つまでもなく二宮さんはそう言って荷物を抱えなおす。
「ほら相葉さん、んな顔してないで運ぶ」
「……うん」
二宮さんは荷物の端で相葉さんの身体をつつくと先にペンションへ入っていく。
「Aちゃん久しぶり、相変わらずこっちは寒いな」
「あ、大野さんお久しぶりです。どうぞ中に。……相葉さんも」
大野さんに言葉を返しながら私は眉を寄せている相葉さんに笑いかけた。
「……うん、ありがと」
弱く笑った相葉さんが大野さんのあとを追いかけ中へ入っていく。
続いてバスから降りてきた藤堂さんと本多教授を連れて、私も建物の中に入った。
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iCHiKA(プロフ) - ともさん» ですよね〜。姿がわからないからこそ、みたいなところもありますので想像しながらモヤモヤしていただけたらと思います、笑 (2021年2月28日 22時) (
レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 相葉ちゃんの奥さん…めちゃくちゃ気になる(￣▽￣;) (2021年2月22日 22時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
iCHiKA(プロフ) - ともさん» ともさんいつもありがとうございます！ですよねー、私もそう思ってます。いずれ変化もやってくるので、そのときをぜひのんびりお待ちくださいませ。 (2021年2月15日 20時) (レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - あぁーもぉー相葉ちゃんを悲しませる様な彼女とは別れちゃえば良いのに！にのちゃんの言うように…相葉ちゃん振り回され過ぎ… (2021年2月13日 8時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iCHiKA
| 作成日時：2020年12月25日 12時
