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ごろりと寝返りを打って仰向けになる。
目を閉じながら外から微かに聞こえる虫の鳴き声を聴きながらも心を無にして寝ることに集中する。
またごろりと寝返りをして横向きになったところで目を細めながら隣に置いているスマホに手を取った。
「……2時…、なんで眠れないんだろ…」
慣れない場所で緊張してるのかな、
目を瞑ったって、いつまでたっても眠れる気がしない。
もしかしたら昼間眠ったのがいけなかったのかも
なかなか眠れないけど、早く寝ないと明日が辛いよね
もう一度ごろりと寝返りを打って目を瞑った。
「……、〜〜っ、あぁ、だめだ、寝れる気がしない」
しばらくごろりごろりと寝返りを繰り返していたが、一向に寝れる気がしない。もう寝るのをあきらめよう。
またスマホを見ると時刻は3時になっていて、こんな夜中まで起きていることなんて初めてで、とりあえず水を飲もうと部屋を出ることにした。
「この家には童子以外いないんだな」
施設にいた時もあの中にはたくさんのおばけがいて、目を合わせないように過ごしていた。
いつも常に人間とは違う別の声で溢れかえっている私の世界で、こんなに静かなことは珍しい。
台所でコップ一杯分の水を飲んだあと静かな家の中をできるだけ音を立てないように部屋に戻る
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金なし大学生(プロフ) - ポチの飼い主さん» コメントありがとうございます!後々祖国以外のキャラクターも出てくる予定なので誰が出てくるか楽しみに最後までお付き合い下さい! (4月3日 14時) (レス) id: e75eea13ca (このIDを非表示/違反報告)
ポチの飼い主 - 最近ヘタリア熱再発したんですけどこの作品見つけることが出来てよかったです。面白くなりそうな予感がします!ぜひ頑張ってください!!更新待ってます! (3月29日 19時) (レス) @page8 id: 064c9c6d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金なし大学生 | 作成日時:2024年3月29日 18時