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春の過ごしやすい気温と涼しい風は絶好のお散歩日和だ。


世の花粉症の方々には最高に悪い条件が揃ってそうなこのいい天気。



「せっかくだしこの辺探索しようか!」



すっかり慣れたぽちくんとの散歩。

私の歩幅に合わせて歩くぽちくんの後ろ姿にキュンキュンしながら、ハクと出会った河川敷を通り過ぎると、住宅街に出た。



「……なんか今日、アレ多くない?」



人の姿は見えない住宅街の道を歩く。
人はいない。……ただ人じゃないものがうじゃうじゃいる。



《おぉ、よく気付いたね!なんでか分かる?》



さっきまでジャージのポケットの中に入っていたハクが肩まで登ってきた。



「知らないよ。なんか理由あるの?」

《半分はAのせいだね。》

「は?」



予想だにしなかった言葉についハクを見る。
口の端を上げて笑うハクはその小さな指で私を指した。厳密に言うと、額に貼っているガーゼを指した。



《Aの身体に流れる血液には特別な力がある事は言ったでしょ?Aのその美味しそうな匂いも普段はある程度制限されてるんだ。》

「美味しそうって…」

《あれ?言ってないっけ??妖怪たちにとってAの血はご馳走なんだよ?飲めば今の倍以上強くなれるし、めっちゃ美味しいし。》



ハクはペロリと舌なめずりした。

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金なし大学生(プロフ) - ポチの飼い主さん» コメントありがとうございます!後々祖国以外のキャラクターも出てくる予定なので誰が出てくるか楽しみに最後までお付き合い下さい! (4月3日 14時) (レス) id: e75eea13ca (このIDを非表示/違反報告)
ポチの飼い主 - 最近ヘタリア熱再発したんですけどこの作品見つけることが出来てよかったです。面白くなりそうな予感がします!ぜひ頑張ってください!!更新待ってます! (3月29日 19時) (レス) @page8 id: 064c9c6d48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:金なし大学生 | 作成日時:2024年3月29日 18時

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