8話 ページ9
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七「……ん?なんだ??」
善「急に城内が騒がしくなったね…」
潮「曲者か?」
チームで別れて行動していた。
5,6年生たち。
伊作たちは、この城の殿様の部屋を探して、
屋根裏を這っていた。
「……ふふふ、いやぁ、それにしても
この城もよくここまできたものだ。」
声の聞こえる方へ行くと、
丁度屋根に穴が空いていた。
覗き込むと、殿様の部屋だった。
「最初こそ苦労はしたものの、育て続けた甲斐があったようじゃのぉ〜」
お酒を片手にご機嫌な様子の殿様は、
ベラベラと独り言をしゃべり続ける。
どうやら、舞狐の雇主はこの殿様だったようだ。
舞狐の情報も、そのまま聞こうと思っていた
3人だったが、酔いつぶれた殿様はそのまま寝てしまった。
もうここに用はないことが分かり、
3人は素早くその場から去った。
ーーーーー
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『はぁっ、はぁ、はぁ……っ、』
さっきまで忍者隊と戦っていた舞狐は、
どんどんと現れてくる忍者隊達に、押されている状況だった。
舞狐は、一瞬の隙を突いて、沢山の忍者隊から、姿をくらました。
「くそっ!!逃げられたか……」
「いや待て、地面に血が落ちている。
あっち側の方向に行ったんだ!!追うぞ!」
忍者隊は、血の落ちている方向に走り出した。
『……うっ、…血が足りない……』
フラフラと木にもたれかかった舞狐。
その時、
「いたぞっ!!ひっ捕らえろ!!」
後方から来る忍者隊にすぐさま気付いた舞狐は、
木の枝に飛び乗り、力を振り絞って走り出した。
素早く走る舞狐と、忍者隊との距離は一気に離れた
が、フラフラな舞狐にとっては、
いつ捕まってもおかしくない状況だった。
ふと、足を滑らせた舞狐は、そのまま地面に落ちてしまった。
数秒後、たくさんの忍者隊が舞狐の頭上を飛んでいく。
それを見届けて、
舞狐は意識を飛ばした。
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静樹 - 返事、ありがとうございます!白い太陽さんの作品はどれもとても面白いので応援しています!出してくれたら直ぐに見ます!頑張ってください! (2021年8月12日 0時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
白い太陽(プロフ) - 静樹さん» すみませんっ!あまり伸びなかったので消してしまいました<(_ _)>でもこうやって見ていただいていたことが知れて嬉しかったのでいつかまた出そうと思います!内容は少し変わりますが、宜しければ見てくださいね! (2021年8月9日 15時) (レス) id: 00650487f2 (このIDを非表示/違反報告)
静樹 - あの、前あったツイステと忍たまの小説どうなったんですか?続きが気になります! (2021年8月5日 23時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白い太陽 | 作成日時:2019年8月22日 6時