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藤井「なんか最近、大昇変じゃない?……って聞いてる?」
龍我「え!あ、ごめん聞いてなかった笑」
補習が無くなった放課後、
藤井くんと一緒に、部活へ向かっていた。
藤井「だから、、、最近大昇変じゃない?」
龍我「んーそうか?学年違うし、俺あんまりわかんないかも」
急に出てくる大昇の話題。
藤井くんが何を気にかけてるのかわかんないけど、
俺、大昇とだけはあんまり会わないからな〜……
龍我「……あ!」
藤井「どうしたの、急に」
龍我「確かに変かも!この前フィルムカメラで那須を撮ってた」
藤井「大昇が……フィルムカメラ。しかも那須。」
んー……フィルムカメラを持ってたり、
写真を撮るのは変じゃないと思うけど……
あの時は…なんかが変に感じたかも。
よくわかんないけど。俺には。
そんなことより!A先輩とデートデート♪
どんなプランにしよかな〜
クリスマスだし、イルミネーションとか!
ディナーは綺麗なレストランとか?
A先輩が好きなご飯、連れて行きたいなー……
ってそういや、
先輩の好きな食べ物知らないかも。
血液型とか誕生日とか
俺なんも知らない。
龍我「あのさ、藤井くん」
藤井「ん?」
龍我「A先輩の好きな食べ物ってなに?…笑」
藤井「え、そんなことも知らなかったの?」
藤井くんに呆れた顔をされた。
だってずっと補習以外の話、出来なかったんだもん。
藤井「んー……クリスマスっぽいものかな」
なにそれ、答えになってない。
龍我「何そのクリスマスっぽいものって」
藤井「今教えても面白くないし、考えてみなよ〜」
ケチ!
藤井くんは、俺を応援してくれてんのか
してくれてないのか
よくわかんない!
補習明けの久しぶりの部活だったいうのに
その事が気になって集中できなかった。
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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月20日 21時