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屋上へ続く階段を、誰かが登ってくる足音が聞こえた。





それはトントントンってテンポよく。





その音が段々と私に近づいてきて、





ようやくその正体が私の前に現れた。





「うぉっ、びっくりしたあ」





目の前に出てきたのは、





私と同じグレーのセーターを着た
爽やかな見た目の男の人。





上履きが私とは違うため、
その人が先輩だって言うことがすぐに分かった。





その先輩は
誰もいないはずの屋上へ続く階段にいた私を見て
思わず声をあげていた。





本当だったらこの場所に座りたかったのか
私の姿を見ると諦めて、また階段を降りようとした。





『ちょっと待ってください!!!』





思わず出た言葉。





私の本能が、この先輩を呼びかけた。





先輩は、待っての声に、ひょいと体をのぞかせて
不思議そうな顔で私を見つめ返す。





パチッと合った視線に
思わず目を逸らしてしまった。





『わ、私が…ここをどくので…使ってください』





また、私の嫌いなあがり症。





それでもちゃんと伝えることが出来た。





だけど、その先輩は





ひとつ、またひとつと
階段を登って私に向かってくる。





その足は私の前でピタッと止まった。





「君がここを使ってもいいんじゃない?」


『…え?』


「あれ笑、聞こえなかったか笑」





すると、下を向く私の前に





先輩はゆっくりとしゃがんで





「ここいい場所でしょ?良かったら使って」





顔をのぞき込みながら、優しく話してくれた。





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しゅうか(プロフ) - 初めまして。読みながら号泣してしまいました。素敵なお話ありがとうございます! (6月28日 13時) (レス) @page37 id: 81d3bec9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ^_^さん» 大昇どこいった (6月20日 3時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
^_^(プロフ) - サイコーっす那須最高っす (6月20日 2時) (レス) id: 3634040f38 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ぎゃうさん» う、う、嬉しい……( ꒪⌓꒪) (6月16日 22時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゃう - 最初から最後まで改めて読んだけど、まじで好き〜あの下駄箱の飛貴の匂いめちゃくちゃ想像できる。美少年浮所飛貴の匂いじゃなくて一般人浮所の匂いがち好きすぎる。あといせちゃんが怒ってお弁当やめてとかハートに気づかない鈍感で恋愛ならしてない感じがいせちゃん (6月16日 16時) (レス) id: 38302e75f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月10日 0時

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