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大会まであと2日。





さよならまであと2日。





早朝、部活に行く一世に弁当を渡して、
またベッドに入って眠りについた。





起きた今は、まだ11時。





着々と、家の中の物が減っていく。





昨日は咄嗟に嘘ついたけど、
一世にはバレバレだったよね……。





一世に言われた通り、





大きなソファも





小さい頃一緒に見てたテレビも





昨日、二人でシチューを食べて過ごしたテーブルも





今はもう無い。





リビングは空っぽの状態になった。





冷たくて硬いフローリングの床に
ゆっくりと寝そべり天井を見上げた。





落ちるように目を閉じた。





ここでの思い出が、鮮明に甦る。





家族と過したことだけじゃない。
一世との時間だって1秒たりとも忘れない。





10年前だって、昨日のことだって。





再び目を開けると同時に涙がスっと目尻から流れていく。





『私……もう本当にここからいなくなっちゃうんだ』





残りは自室しか荷物は無い状態だった。





部屋に入ってすぐ、ラックにかけてある制服。





それは、小中高と一世と同じものが並べてある。





ここを離れるなら……もう要らないもの、だよね。





持っていったって意味が無いから。





家から荷物が運ばれていく度に、





捨てる度に、





一世を好きな気持ちさえも、
無理やりどこかに捨てられていくように感じた。





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しゅうか(プロフ) - 初めまして。読みながら号泣してしまいました。素敵なお話ありがとうございます! (6月28日 13時) (レス) @page37 id: 81d3bec9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ^_^さん» 大昇どこいった (6月20日 3時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
^_^(プロフ) - サイコーっす那須最高っす (6月20日 2時) (レス) id: 3634040f38 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ぎゃうさん» う、う、嬉しい……( ꒪⌓꒪) (6月16日 22時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゃう - 最初から最後まで改めて読んだけど、まじで好き〜あの下駄箱の飛貴の匂いめちゃくちゃ想像できる。美少年浮所飛貴の匂いじゃなくて一般人浮所の匂いがち好きすぎる。あといせちゃんが怒ってお弁当やめてとかハートに気づかない鈍感で恋愛ならしてない感じがいせちゃん (6月16日 16時) (レス) id: 38302e75f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月10日 0時

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