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ガラガラガラ
ボクシング部のドアを開けると
案の定、朝練は終わっていた。
『一世!ごめん!本当にごめん!』
汗を拭き取りながら水を飲む一世に
謝りながらお弁当を渡す。
「大丈夫、でも別に無理に作らなくても笑」
そう言いながらもお弁当を受け取ってくれた。
「にしても、大きくない?笑」
『私の愛情入り!……なんちゃって』
……嘘じゃないけどなぁ。
本当に愛情いっぱいのお弁当だよ?
一世が、部活頑張って強くなろうとしてるから
私も応援したい!って気持ち。
……あとは私の好きっていう気持ちも込めてる。
それは言えないけど…さ、笑
「早くしないと授業遅れるかラ」
『あ!うん待って、』
一世は、この先も気づかないんだろうなーって
たまに絶望を感じるけど、
今は一世が大事だから、邪魔はできない。
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しゅうか(プロフ) - 初めまして。読みながら号泣してしまいました。素敵なお話ありがとうございます! (2022年6月28日 13時) (レス) @page37 id: 81d3bec9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ^_^さん» 大昇どこいった (2022年6月20日 3時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
^_^(プロフ) - サイコーっす那須最高っす (2022年6月20日 2時) (レス) id: 3634040f38 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ぎゃうさん» う、う、嬉しい……( ꒪⌓꒪) (2022年6月16日 22時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゃう - 最初から最後まで改めて読んだけど、まじで好き〜あの下駄箱の飛貴の匂いめちゃくちゃ想像できる。美少年浮所飛貴の匂いじゃなくて一般人浮所の匂いがち好きすぎる。あといせちゃんが怒ってお弁当やめてとかハートに気づかない鈍感で恋愛ならしてない感じがいせちゃん (2022年6月16日 16時) (レス) id: 38302e75f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月10日 0時