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『……那須くん』





声をかけてきたのは那須くんだった。





「うん、あとこっちは大昇」


「うす。」





大昇、と呼ばれる人も一緒にいた。





那須くんが来る頃には、もう浮所くん達の姿は無くて
何があったのかは知らない様子だった。





だけど、酷く荒てる私の姿。





この姿を見てカフェには行けないと察してくれたのか、
少し離れたファミレスに連れてってもらった。





席に座る頃には涙も枯れて
悲しい気持ちを通り越して虚無感に浸っていた。





那須「Aちゃん、どうしたの?」





私が好きなカフェオレをそっと手前において
優しく聞いてくれた。





大昇「那須聞いちゃダメだって」





大昇さんはどうやら那須くんと浮所くんの友達みたいで、
クラスは違うけど良く遊ぶ仲だと聞いた。





『大丈夫です…大昇さんこそ、なんか申し訳ないです。』


「いや俺は大丈夫…だから…落ち着いた?」





コクリと頷き、2人に話すことに決めた。





……





那須「そんな事が……辛いよね。」


『……まぁね 笑』


大昇「…ねぇAちゃんはどうしたいの?」


『え?』


大昇「浮所の事はもう諦めるの?」





なんで?
なんで大昇くんがまだ諦めてないの?





私はさっきの光景を見て、
浮所くんの事が好きだって気づいたけど





この感情は浮所くんにとって良くないって思ったから
心の奥に閉まうことにした。





だから、諦める事が正解じゃないの?




大昇
「那須は優しすぎるから、代わりに俺が言うけど、
. その光景を見ただけでその女子が彼女なんて分からないし
. 諦める前に、自分の気持ちをちゃんと伝えないと
. 将来…後悔するから」





大昇さんは、私だけじゃなくて、
まるで自分にも言い聞かせてるように話した。





『……でも』





自分の気持ちを言うのが怖い。





浮所くんに伝えることで振られるのが怖い。





また1人でひっそりと過ごす日々に戻るのが嫌だ。





浮所くんと笑って過ごす学校が楽しいって
気づいちゃったから。





那須「Aちゃん、大丈夫。俺を信じて?」


『……え』


那須
「そのリップも浮所のために付けたんでしょ?
. 似合ってるよ。浮所も喜ぶから。」





そう優しく微笑む那須くんに
安心感とどこか自信を持たせてくれた。





大昇「まぁ、お腹空いたし何か食おうぜ」


『うん!』





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しゅうか(プロフ) - 初めまして。読みながら号泣してしまいました。素敵なお話ありがとうございます! (6月28日 13時) (レス) @page37 id: 81d3bec9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ^_^さん» 大昇どこいった (6月20日 3時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
^_^(プロフ) - サイコーっす那須最高っす (6月20日 2時) (レス) id: 3634040f38 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ぎゃうさん» う、う、嬉しい……( ꒪⌓꒪) (6月16日 22時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゃう - 最初から最後まで改めて読んだけど、まじで好き〜あの下駄箱の飛貴の匂いめちゃくちゃ想像できる。美少年浮所飛貴の匂いじゃなくて一般人浮所の匂いがち好きすぎる。あといせちゃんが怒ってお弁当やめてとかハートに気づかない鈍感で恋愛ならしてない感じがいせちゃん (6月16日 16時) (レス) id: 38302e75f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月10日 0時

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