＊ちょっと遅めのあなざーすとーりー ページ30
「うわぁぁぁぁぁぁあ！！」
隣の家から悲鳴が聞こえた。
いや、あれは悲鳴というより金切り声にちかい。
めったに聞くことのない叫びにしばしうっとりとする。
急いで隣の家の窓を飛び越えると
「うったえないでぇ…」
と、震えながらいう彼女の姿が見えた。
息が止まるかと思った。
いつもはおちゃらけている彼女が、
どこか違う世界を見ているような彼女が、
なにかに脅えるように震える姿はとても美しく、同時に恐怖を抱かせた。
彼女の様な人が怯えるものとは、なんであろう。
俺はその時、得体の知れない恐怖と快感が争っている状況を一時おさめ、彼女に話しかけた。
「おいっ！Aどうしたっ？！」
彼女の心配をするどころではなかった俺は、自分自身にも問いかけた。
大丈夫かっ、て。
俺がそう聞くと、彼女は
ポロリ。と涙を流した。
俺は以前彼女に聞いた。
「なぁーA、お前なんで泣かないんだ？」
その時の俺は、喧嘩に負けぎゃん泣きしたあとだったので見られたことが恥ずかしかったのか、こんな質問をした。
「んー、涙を零す感覚が嫌いだからかな〜」
なにかくさい持論を語ることもなく、いきなり重い過去の話をするでなく、彼女はただ一言
”嫌いだから”
で済ませた。
そんな彼女は今まで1度も涙を見せなかった。なのに、なぜ、今。
彼女を泣かせたものに恐怖なんてもう無かった。
俺が今、感じた感情いや、感じている感情は。
怒りと、快感だけであった。
〜二十一こめの決意の、あなざーすとーりー〜
＊あなたは二十五こ、決意を抱いた。→←＊あなたは二十四こ、決意を抱いた。
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ミナミ - www.google .co (2022年12月1日 19時) (
レス) @page3 id: b8d484fa0a (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ - めちゃくちゃいい (2022年12月1日 19時) (レス) id: b8d484fa0a (このIDを非表示/違反報告)
たーきく - 完全に私の性癖ドストライクですありがとうございます (2019年12月22日 21時) (レス) id: 3ff10156e2 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - アンテとヒロアカのコラボは初めてです!面白い! (2019年8月8日 11時) (レス) id: a8f6475c1b (このIDを非表示/違反報告)
しのめ - まさかウラツクでアンテの文字を見ることになるとは....是非とも作者様と語り合いたい、耐えきれずに続編を読む前にコメントを出してしまいました。すこ。まじで好きです！！頑張ってください！！！ (2019年8月7日 16時) (レス) id: 8447326019 (このIDを非表示/違反報告)
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