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お昼休憩の時間になった。
「ごめんとも子。今日莉子さんと食べるわ。」
神「大丈夫なん?」
「うん、多分大丈夫」
神「な、なんかあったら言うてな!」
「ん、ありがと!」
深呼吸をして莉子さんの元に足を運ぶ。
「遅れてすいません!」
莉「…ええよ」
「行きましょ!」
莉「あ、サラダランチで良い?ダイエット中でさ。」
「ふふ、良いですよ。」
莉「ちょ、笑わんといてや!」
お店に着いて席に案内してもらう。
莉「はい、これメニュー」
「あ、ありがとうございます!」
莉「ここのお店ね、日替わりサラダがあんねんけどめっちゃおすすめやで!」
「へぇー、じゃあそれにします!」
莉「おっけ、すいませーん!!」
莉子さんは意外と気も使えるし、ニコニコしてるし
昨日とは打って変わっていい人オーラがすごい。
そんな事を考えてる間に注文が終わったみたい。
莉「…望ちゃんやっけ、」
「は、はい!」
莉「…ほんっまにごめん!」
重たい空気になったと思えばテーブルに頭打つんちゃうかってぐらい深々と頭を下げる莉子さん。
「えぇ!?莉子さん?頭上げてください!」
莉子さんは頭を上げるとぽつりぽつりと話し出した。
莉「…ちょっと長くなるけど聞いてくれる?」
「はい、いくらでも聞きます。」
莉「ありがと、あんなうちは流星が新人やった時の教育係やってん。正直言うて一目惚れやった。
ほら、あいつさめっちゃイケメンやのに天然やん?やからそれをアピールって勘違いする女子社員多くて」
「…」
うちは黙って相槌を打ちながらその話を聞いていた。
莉「うち独占欲が元から強いタイプやから、流星取られんの嫌で、ずっとアピールしててん。嫌がってんのも勿論知ってた。」
莉「でも、昨日流星にきっぱり振られてん。
まぁ、望ちゃんの事ちょっと悪く言うたら異常なまでに流星が怒りだしてさ。愛されてんねんなって思った。まだ流星の事綺麗に諦められきれてる訳や無いけど、ゆくゆくは諦めて好きやった事を思い出にしようと思ってる。」
「り、莉子さんは本気で流星さんの事好きやったんですね。」
莉「ほんまにごめんな?うちな、学生時代から恋愛になると周りの事考えへんと行動してまうからめっちゃ嫌われててん。」
莉「望ちゃんに嫌われててもいい。ただ謝りたかってん。」
「…今の話聞いて嫌いになれる訳ないやないですか。」
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小雨(プロフ) - アイスさん» ありがとうが過ぎます(?)もう1回事件がこんにちはするはずなので待ってて下さい!! (2019年7月26日 15時) (レス) id: b644cbd46d (このIDを非表示/違反報告)
アイス(プロフ) - あーーーもーめっちゃすきです!!!!これで付き合ってないとかッッッッ!!!!ともこもかわいい… (2019年7月26日 15時) (レス) id: 442fcdc693 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - ぱなっしゅさん» はい!分かりました!返信遅れてしまってごめんやけどなさい…次からは通知きて2秒ぐらいで返します() (2019年7月18日 12時) (レス) id: b644cbd46d (このIDを非表示/違反報告)
ぱなっしゅ - 小雨さま、ありがとうございます。楽しみに待ってますね。もしよろしければ青さんちょっとは焦って頂きたいー、このままだと桃さんばっかり災難で好きがツラいー。紫さんも出番かと思います(笑) (2019年7月15日 20時) (レス) id: 179547feb9 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - 樹れれ*さん» はっ!!!良すぎます……流石。流石としか言いようがないです……ありがとうございまぁす!! (2019年7月15日 18時) (レス) id: b644cbd46d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小雨 | 作成日時:2019年5月18日 22時