芍薬の君。(青×桃)

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イケメンが座ったのを確認して、

「なぁなぁ、とも子！あの人らイケメンやん！」

神「そ、そうやな」

とも子はまだしげ、の方を目で追ってる。

「あんた、しげって人の方に惚れたやろ」

単刀直入に聞くと

神「うえぇ!?そ、そんな事ないで!?」

そんな顔真っ赤にして否定されても。

「いや、嘘や。分かりやすすぎ。」

神「のんちゃんには嘘つかれへんな…」

え、何この子可愛すぎるわ。

「まぁ、うちも藤井さん、の方に惚てもうたし。」

神「それはなんとなく分かった」

「なんで？」

神「のんちゃんの好きな顔のタイプで、声低め背が高くて、笑った時の特徴の感じとかどタイプやろ」

「うわ、怖」

神「なんでやねん」

モ「すいません中田様と約束している伊藤と申します。中田様は今いらっしゃいますか？」

「はい。中田ですね。少々お待ちください。」

モ「名前なんていうん？」

めんどくさ。また来たやん。

「小瀧です。」

真顔で目も合わせずに答えたった。

モ「ちゃうやん、下の名前やって」

「中田はすぐにこちらに向かうとの事なので
あちらお掛けなってお待ちください。」

うるさいジジイやわ。
イケメンなってからナンパしろや。

モ「下の名前教えてーや！なぁ」

腕を掴んできた。

神「ちょっと！やめてください」

やばい、かも

モ「いや、下の名前教えてくれればやめるで？」

まって、痛いて。痕着いたらどうしてくれんねん。

「い、嫌です。」

下の名前は大切な人にしか呼んで欲しくない。
すると、

流「あの、俺の彼女なんで気安く触るのやめてもらっていいですか。」

藤井さん？

モ「ﾁｯ、彼氏持ちかよ。」

めんどくさいおっさんはどっか行った。

流「すいません。変な嘘ついてしまって。
でも、困ってたみたいなので。ごめんなさい。」

「い、いえ！助かりました！ありがとうございます！」

重「やばいな、今の流星の助け方。そう思いません？」

しげ、はとも子に話かけてる。

神「そ、そうですね！めっちゃイケメンな助け方
してましたやん！」

え、待ってこっちに惚れてもうたんかな。

重「やんな！ってあっ、すいません…」

いや、大丈夫そうやな。とも子顔真っ赤やわ。

神「タメでいいですよ」

よし。良かった

重「ほんまか、ありがとうな」

流「じゃあ、俺ら戻ろか」

望「あ、ありがとうございました！」

流「いえ、腕に痕残らんとええね」

望「ありがとうございます！」



助け方までイケメンとか聞いてないんやけど。

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