二股彼女(仮) 【kazuma.hokuto】

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さっきからニコニコしながら私の手をなでなでしてる

左側の吉野さん。




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そして右側には私の顔をガン見してる川村さん。




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壱「そんで、名前は？なんていうの？」





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『え、私ですか？？』





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壱「君以外に誰がいんの、笑」




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川村さんは私のことをみて

変なやつだなって

笑った。




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笑うんだ、この人。





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壱「笑うわ、笑」






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北「声に出てるよ、心の声、笑」






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壱「んで、名前は？笑」



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『山本Aです、』






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北「いい名前だね、A。」






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『ありがとうございます？』





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北「んふふ、笑

かわいいなぁ、笑」





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ずっと手の甲をなでなでしてくる、笑

いつ辞めるんだろうか、笑





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壱「俺らのこと、知らない？」





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『すみません、存じ上げないです、』






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北「なら余計嬉しいじゃん」





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壱「俺らもまだまだやな。

俺らはTHE RAMPAGEっていうグループの

ボーカルやってるんや。」




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『ボーカル。らんぺーじ、。』






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北「そう、EXILEさん達が先輩なんだけどね！」





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ニコニコ天使は、先輩のことをべた褒めして

ニヤニヤしながら私に話してる、笑




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壱「本題に入るんだけど、

そんで、俺ら、芸能界にいる身だから、

恋愛とか自由に出来ないのよ、」





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『なるほど、？』





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だから、レンタル彼女、して欲しい。






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深刻そうな顔して

川村さんは言った。





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