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肆拾漆話 ページ1

『錆兎と義勇、今回の敵は十二鬼月の可能性あり』


「だろうな、柱三人の任務だ。上弦……もしくは鬼舞辻無惨もありえる」


「承知した」


今回の任務、それはとある港町で人々が消えていき、隊士も三十人程行方不明となっている。との内容だ。


これは十二鬼月で間違い無さそうですね、えぇ。


本来、十二鬼月なら私一人に向かわせるのが通常だが、今回は柱三人だ。


先日の件を気にかけての配置なのか、それともそれを必要とする理由か。


『もし、相手が鬼舞辻無惨なら、今の私では厳しいと思う』


なにせ、まだ全回復してないのよ、こっち。
無惨様の事だろうから、手加減はないだろう。


「大丈夫だ、(Aには)俺達がいる」


『えっ………好き』


あ、間違えた。


『ありがとう!』


つい本心と言葉が反対になっちゃった。
だからね錆兎、その振り上げている刀を降ろしなさい。


「俺は男だ。女であるAに傷一つも付けさせない」


『うん、錆兎優しいね!』


私に傷付けることは、無惨様以外に出来るのかな?


あ、体力が無くなって治癒限界に達したら付くかも。


さて、こんな茶番をしていたら目的地まであと僅かだ。


『さぁ、鬼狩りを始めようか―――』



私達は港町の街へとも足を踏み入れる。







港町にて。



「これは、想像以上だな……………」


錆兎の言葉に同意するように頷く。


辺りに広がるのは血の海と、それを作る糸の切れた人達。


その中で私は一つ、疑問に思った。


『……………ここら辺、寒くない?』


微かにだが、この辺は肌寒い。


『(まるで、冷気を放ったかのように)』


思い当たるのは、上弦の弐 童磨。


私は周囲を探るように、能力を展開する。


『………気を付けて、ここの鬼は上弦の弐だよ』


私の目が捉えたのは、間違いもなく童磨の姿だった。


なんと厄介な事か………私の愛しき継子の二人を殺した人物だ。


どうする。
今ここで童磨を倒せば、二人が死ぬリスクが減少する。


しかしここで童磨と戦闘したら、こちらの被害も大きくなる。
それに、無惨様に報告でもされたら戦闘は避けられないだろう。


「鬼は斬るだけだ」


『………そうだね、各自の自由行動はさけて連帯を中心に』


そして、彼の血鬼術は吸わないで………と。


カナヲちゃんや伊之助は特別で、彼の攻撃は吸わなかったが、
錆兎と義勇がどうなるかは分からない。






――――――――――――――――

続編に行ったね!

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尊い - 続きが速く見たいです (2022年3月26日 23時) (レス) @page11 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 続きが気になるぅぅぅぅうぅぅう!!!!更新楽しみにしてます! (2022年3月18日 8時) (レス) @page11 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わんフル | 作成日時:2022年2月22日 8時

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