ぎゅってして、好きって言って【狗巻棘】

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五「拗ねてる」


「拗ねてません」


五「だって怖い顔してるよ〜？」


「してません！」


花「先生、Aちゃんをいじめないでください」









パシっと持っていた教科書で先生の頭を叩く美渚先輩。





叩かれた先生は美渚の馬鹿と口を尖らせている。






別に、拗ねてなんかないもん。
ただ…ただほんの少しだけ、
1人取り残されたのが悔しい…だけ。






他のみんなは朝から任務へ行っていた。
だから私は1年のみんなと授業を受けているのだ。








…たまに五条先生からからかわれながら。









虎「けど、精霊が見えるってすごいっすね！
あれ？呪霊とどう違うの？」


「呪霊は呪いから生まれてるから根本的に違うよ。
それに、見えるからって使いこなせないと全然凄くないよ…」


伏「俺も初めからこうだった訳ではないですし、
少しづつ使いこなせてきますよ。だから大丈夫です」









虎杖くんといい、伏黒くんといい、
1年生のみんないい子すぎる。






なんで担任があの先生なのか…









五「じゃ、みんな外でよっか。
Aちゃんは任せたよ、恵」


伏「分かりました」









座学の次は実技。
絶対絶対、今より強くなってやるんだから！









伏「…そんなキラキラした目で見ないでくださいよ」


「宜しくお願いします！！伏黒くん！！」

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