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「…………へ、」








理解が追いつかない。




だって棘くん、あの時はやり返すことすらしなくて。
呪言を使ってなかったからだと思ってたけど。




今も彼は呪言を使ってなんかいない。




なのに。




彼は1人で男たち4人をこらしめては、
『 謝れ 』と、私たちに土下座させた。




さすがにやり過ぎなんじゃ、
と思ってしまうくらい…棘くんは怒りに満ちていた。









五「あれを見て、棘を嫌いになる?」


「なる訳ないじゃないですか」


五「だよね。ほんと棘は馬鹿だよね〜」









なにを、と聞こうとしてはっとする。
じゃぁあの時はわざと何もしなかったの?


されるがままになってでも、
私に嫌われないようにするために。









「棘くんのばか…」









そんなの、もっと好きになるに決まってるじゃん。









「ありがとう、棘くん。どこも怪我してない?」


棘「しゃけ…………ツナマヨ」


「ど、どこも触られてないよ?肩掴まれたくらいだし。
私は全然平気!」









私たち以上にナンパ男たちに対して棘くんが怒っていることに驚きつつ、未だ震える手を背中に隠して平気なフリをする。




野薔薇ちゃんや美渚先輩はナンパに慣れていたのか怖がる様子もなかったし、今も平然としている。




だから…私だけ怖がってるなんて、情けないもん。




本当は、油断をすればすぐにでも涙が溢れ出そうだった。
それを必死でこらえて、笑顔をつくる。




怖かった。




素直にそう言えれば、
棘くんはいつもみたいに抱きしめてくれただろうか。









「…へ、」


棘『 大丈夫 』









隠していた手をとられ、そのまま繋がれる。
まるで、もう離さないとでも言われているかのように。




五条先生たちが見てるよ。
そんなこと考えられないくらいに、









「う、うう…」









欲しかった言葉をもらえて、
我慢していた涙が一気にこぼれ落ちた。




周りいる全員がそんな私たちを微笑ましく見てくれている気がした。

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凪々瀬(プロフ) - ひなさん» 私なんてそんじょそこらのほんとに趣味で書いてるだけなので…すごく尊敬してます!お互い頑張りましょう! (2月14日 14時) (レス) id: a9a880df8f (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 凪々瀬さん» コメントありがとうございます!呪術廻戦の作者様にコメントいただけて光栄です(><)更新全力で頑張りますっ!更新頑張ってください!!(え (2月14日 10時) (レス) id: 88c1187db4 (このIDを非表示/違反報告)
凪々瀬(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてます…!怒りに燃える棘くんカッコいい…(( (2月13日 21時) (レス) id: a9a880df8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2021年2月7日 12時

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